ドラマ『ひとりごとエプロン』第2話。
2DKの団地でひとり、大好きなものに囲まれて自分の時間を慈しむ夏希。
そんな彼女のもとに、「誰かのペース」や「恋愛」という、ちょっと厄介な問いが顔を出します。
誰かの機嫌を伺ったり、周りのスピードに合わせようとして、気づけば自分のペースがどこかへいってしまう。
そんな経験、ありませんか?
けれど夏希は、そのざわつきをやり過ごさずに、自分が本当は何を求めているのか、静かに自分の内側へと問いかけていくのです。
自分らしくあるために、本当に大切にすべきことは何なのか。
今回は、第2話で夏希が作った特別な夕食レシピとともに、彼女が向き合った「自分の気持ちを大切にするためのヒント」をまとめてご紹介します。
2話 あらすじ
友人との外出帰り、突然のナンパにざわついたまま帰宅した夏希。
気持ちを落ち着けるように辞書を引き、実家から届いた「お母さん便」の野菜をカウンターに並べる。
今夜のメニューは、春巻き。
一枚一枚丁寧に包む作業の中で、夏希は静かに自分のペースを取り戻していきます。

「千切り野菜の春だけじゃない、春巻き」
今夜、夏希が自分を整えるために選んだのは、実家から届いたばかりの野菜をたっぷり使った「春巻き」です。
実は、この春巻きにはお肉が一切入っていません。
それでいて、食べ応えは十分です。
その秘密は、絶妙な野菜の組み合わせと丁寧な「千切り」にありました。
夏希流・千切り野菜の春巻きのラインナップ
- さつまいも:ホクホクした甘みがボリュームの主役。
- にんじん:鮮やかな彩りと、加熱することで増す深いコク。
- ズッキーニ&ピーマン:独特の食感と、ほどよい苦みがアクセント。
すべてを同じ太さの千切りにすることで、それぞれの野菜の旨みが複雑に絡み合い、お肉がなくても物足りなさを感じさせないのです。
さらに面白いのが、味付けの工夫です。
酢と醤油をベースに、白すりごまの香ばしさと、ほんの少しのコチュジャン。
この「ピリッとした隠し味」が、野菜の甘みを引き締め、おかずとしての満足度をぐっと高めてくれます。
仕上げは、少なめの油でこんがり揚げ焼きに。
余分な油を使わないから後味もすっきりと、それでいてしっかり食べ応えのある一品に仕上がります。
春巻きの揚げ焼きのコツ→揚げない春巻きレシピ!プロ直伝、パリッと食感の焼き方のコツ
材料(2人分)
- さつまいも 大1個(200g)
- にんじん 1/2本(100g)
- ズッキーニ 1本
- ピーマン 2個(60g)
- 春巻きの皮 10枚
- 酢 大さじ2
- しょう油 大さじ1
- 白すりごま 大さじ1/2
- コチュジャン 小さじ1/2
手間を惜しまず、均等に千切りにし、丁寧に巻いていく。
そのリズムこそが、外の世界で乱された夏希の心を、ゆっくりと元のペースへと戻していくのです。
夏希が考える「自分のペース」
第2話で夏希が向き合ったのは、予期せぬナンパという出来事から浮き彫りになった、自分自身の「恋愛観」でした。
「いつからここまで、自分のペースがかき乱されることに臆病になったのだろう」
逃げるように帰宅した彼女の独り言に、胸がギュッとなった方も多いはずです。
ナンパという出来事そのものより、自分のリズムが乱れたことへの戸惑い。
夏希の痛みは、そこにあったのかもしれません。
夏希はひとりの時間を何よりも愛しています。
けれどその一方で、どこかにいる誰かには自分のことを気にかけてほしいという願いも持っている。
こう聞くと自分勝手なようですが、実はこれこそが、私たちが抱えるもっとも人間らしい、素直な感情ではないでしょうか。
だからこそ、自分だけの空間で乱れたペースをそっと整えることが大切なのだと思います。
ひとりの時間で自分を十分に満たし、自分のリズムを取り戻せるからこそ、遠くで自分を思ってくれる大切な人の存在を、再び温かく感じられるのかもしれませんね。
『ひとりごとエプロン』2話
いかがでしたか?
第2話で夏希が作った、お肉不使用の「野菜たっぷり春巻き」。
野菜を千切りにし、一本ずつ丁寧に巻くという単純な作業が、外の世界で乱された彼女の心をゆっくりと元のペースへと戻してくれるのです。
自分のリズムを乱されることに臆病になるのは、それだけ自分の人生を大切に生きている証でもあります。
だからこそ、まずは自分の時間を大切に。
心をしっかり満たしてあげること。
そうして自分のペースを取り戻せたとき、私たちは初めて、遠くにいる誰かの想いにも優しくなれるのだと思います。
今夜、もし誰かのペースに疲れてしまったなら。
夏希のように、大好きな野菜をリズムよく刻んで、自分をていねいにいたわる「春巻き」を作ってみませんか?

