2025年春のNHK朝ドラ「あんぱん」の脚本を中園ミホさんが担当します。
さまざまな人気ドラマの脚本を担当してきた中園ミホさんはどんな人なのでしょうか?
中園ミホさんが担当した脚本の人気ドラマとともに、NHK朝ドラ「あんぱん」で描かれるヒロインのぶさんの人物像を考察してみます。
中園ミホってどんな人?
中園ミホ
生年月日 1959年7月16日(64歳)
出身地 東京都
略歴
大学卒業後、広告代理店に入社。社の同僚がシナリオ講座に申し込んだものの行けなくなったため、その代わりとしてノートをとるため、シナリオ講座に参加した。 1年3か月で広告代理店を退職したのち、コピーライター、四柱推命の占い師などの職業を経験。 偶然知り合った脚本家の田中陽造の清書係に就く。
その後、同じく脚本家の桃井章と知り合い、桃井の妻を世話するなど懇意になり、これらをきっかけにシナリオライターとなる。
引用:wikipedia
広告代理店、コピーライターとつながりのある職業かと思えば、四柱推命の占い師という違うジャンルのお仕事もされていたのに驚きです。
また、脚本家としてのきっかけとなる人物との出会いが重なっていることも、運命的ですね。
ドラマへの期待が大きくなる理由
中園ミホ脚本だから期待値も大きくなるのは、これまでの担当したドラマを振り返ると見えてきます。
これまで担当した人気ドラマ一覧(抜粋)
• やまとなでしこ(2000年、フジテレビ)
• anego[アネゴ](2005年、日本テレビ)
• ハケンの品格(2007)(2007年、日本テレビ)
• ナサケの女〜国税局査察官〜(2010年、テレビ朝日)
• 七人の秘書(2020年、テレビ朝日)
• Doctor-X 外科医・大門未知子 第1シリーズ(2012年、テレビ朝日)
引用:wikipedia
ハケンの品格やDoctor-X 外科医・大門未知子はスペシャルドラマとしても放送され、Doctor-X 外科医・大門未知子はシリーズ化している大人気ドラマです。
また、七人の秘書は映画化もされ、たくさんの方が楽しんだ作品や、また観たいと思う名作が多くあります。
また、上記にあげたドラマはどれも女性が主人公。
女性らしさを前面に出したやまとなでしこ。
仕事、恋、結婚などの悩みを抱えながら生きている女性を描いたanego。
勧善懲悪を描いた、ナサケの女や七人の秘書、コミカルなシーンも面白いフリーランスの女医を描いたDoctor-X 外科医・大門未知子…
女性が主役で、働くこと、負けないことなど、さまざまな題材や視点で扱っており、女性もあこがれる強くしなやかな女性を描くのがとてもうまいと思います。
NHK朝ドラの脚本は初めてではない
中園ミホさんは、朝ドラの脚本を担当するのは今回が初めてではありません。
2014年に吉高由里子さん主演で放送された「花子とアン」で脚本を担当しました。
「花子とアン」は、赤毛のアンの翻訳を担当した村岡花子の半生をモデルにしたお話でした。
朝ドラは約6か月という長期にわたって放送されます。
1クール9~10話といったテレビドラマと比べるとはるかに長いストーリーのため、途中で飽きられないストーリーであることが大切だと思います。
また、実話ではなくともモデルがいる分、そのモデルとなる人物とかけ離れすぎても楽しみが減ってしまいます。
中園ミホさんは、2度目の朝ドラの脚本担当と言うことで、これまでのドラマのシリーズ化や映画化同様、長く楽しめる工夫がみられるかもしれませんね。
2025年朝ドラのモデルとなった暢(のぶ)さんをどう描く?
2025年朝ドラでは、やなせたかしさんとその妻である暢(のぶ)さんがモデルとなったドラマです。
その暢さんはどのような人柄で描かれるのでしょうか。
暢さんをモデルにしたといわれるドキンちゃん
アンパンマンに登場するドキンちゃんは、やなせたかしの妻である暢さんがモデルと言われています。
ドキンちゃんは好奇心旺盛で、とっても前向きなはつらつとした女の子。
わがままを言ってはバイキンマンを困らせるけれど、しょくぱんマンが大好きな一途な一面があります。
悪さをするバイキンマンのそばにいながらも、その明るい性格はかなりの愛されキャラと言えるでしょう。
この好奇心旺盛なところや前向きな面は、朝ドラのヒロインにピッタリで朝から元気をもらえるのではないでしょうか。
また、ヒロイン役を務める今田美桜の笑顔を最大限に引き出すような元気なキャラクターともいえるでしょう。
遅咲きだったやなせたかしをしっかりと支えるしなやかな女性
暢さんは、土佐弁でハチキンと呼ばれるほどの男勝りの一面もあったといわれています。
そんな度胸のある強さをを、ここぞというときにしっかりと前面にだした、強いシーンも見られるのではないかと思います。
波乱の人生を歩んだ夫婦の強い絆や、誰かを支えるために一生懸命になれる姿で励まされ「今日も一日がんばろう」と思えるドラマや人物が描かれるのではないでしょうか。
やなせたかしがテーマとしたこと
やなせたかしさんは、「人生は喜ばせごっこ」という自身の言葉を理念として、たくさんの作品を世に送り出してきました。
人気の「アンパンマン」のみならず、絵本や詩集は、今もたくさんの人の心に残り語り、継がれています。
そんな「人生は喜ばせごっこ」という言葉の通り、波乱の人生ながらも、ほっとできるストーリーではないかと思います。
やなせたかしとの不思議な縁。
やなせたかしと脚本を担当する中園ミホさんは、不思議な縁でつながっています。
その縁について、朝ドラの脚本を執筆するにあたってのインタビューでお話されていました。
アンパンマンが誕生するずっと前、小学生の私は、やなせさんと文通をしていました。
『愛する歌』という詩集に感動して手紙を送ったところ、すぐにお返事をくださったのです。
何度かお目にかかったこともあります。
やなせさんはいつもやさしい笑顔を浮かべ、「元気ですか? おなかはすいていませんか?」と声をかけてくれました。
やなせたかしさんが中園ミホさんにかけた言葉から、気遣いと優しさがあふれる人柄がうかがえるエピソードですね。
まとめ
数々のヒット作を生み出してきた中園ミホさんが2025年春の朝ドラ「あんぱん」の脚本を担当することが決まりました。
さまざまなヒット作と、モデルとなったやなせたかしさんの妻である暢(のぶ)さんがどのように描かれるのかを考察しました。
2025年は、戦後80年という節目を迎えます。
やなせたかしさんと縁のある中園ミホさんがどのようにドラマを描いていくのかが楽しみです。
31日無料体験 独占配信も、民放ドラマも充実 映画、ドラマ、電子書籍も楽しめる!!