2024年後期朝ドラ『おむすび』のタイトルに込められた意味はあるのでしょうか?
『おむすび』は人とのつながりや、食や栄養がテーマです。
元気を与えてくれそうなタイトルとストーリーから、タイトルに込められた意味を考察しています。
あらすじ
平成元年生まれの米田結(橋本環奈)は、自然豊かな福岡県糸島市で育ち、家族は明るいが複雑な事情も抱えています。高校卒業後、神戸と大阪へ移住し、栄養士としての道を歩み始めます。彼女は幼いころにつけられた「おむすび」というあだ名をあまり気に入っていません。自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、楽しく力強く生き抜く姿が描かれます。
🍙#朝ドラおむすび 予告動画🍙
— 朝ドラ「おむすび」公式🍙9/30スタート (@asadora_bk_nhk) September 26, 2024
「#虎に翼」を応援していただき、ありがとうございました。寅ちゃんたちが生きた時代を経て、「おむすび」の物語は平成から令和を描きます。
第1回の放送は、#9月30日スタート
【総合】8:00~
【BSP・BS4K】7:30~#橋本環奈 #朝ドラ pic.twitter.com/vOBQEDPa1z
自然豊かな糸島で育った結が成長していく姿を描いたストーリーです。
おにぎり、おむすび、にぎりめし
さて、おむすびには、おにぎりやにぎりめしと言った言い方がありますが、言葉の違いで意味は変わってくるのでしょうか。
広辞苑や辞書を確認すると、それぞれ同じような意味でした。
地名による違いとしては、東日本と西日本で呼び方の違いがあったり、形状により呼び方が変わったりするようです。
- 東日本…おむすび
- 西日本…おにぎり
- 俵型を「おにぎり」、三角形を「おむすび」と呼ぶ地域がある。
地域性や形状の違いのみで、呼び方で意味が変わるということはなさそうです。
引用:おにぎりJapan
タイトルの由来は?
今回の朝ドラ『おむすび』は、西日本地域をメイン舞台としています。
この事から、タイトルが方言である可能性は少ないでしょう。
それでは、タイトルにはどのような意味や由来があるのでしょうか?
ヒロインのあだ名
『おむすび』のヒロイン・結(橋本環奈)は、幼いころに「おむすび」というあだ名をつけられます。
ヒロインとあだ名というつながりがタイトルに込められているのかもしれません。
「おむすび」というあだ名がついたきっかけなどもドラマで明らかになるでしょうか。
被災地での炊き出し
平成元年生まれの結は、6歳まで神戸で過ごしています。
つまり、ヒロイン・結は平成7年(1995年)の阪神淡路大震災の被災者でもあるのです。
阪神淡路大震災では、ボランティアによる炊き出しが行われました。
その時に準備されたのが、おむすびでした。
朝ドラ『おむすび』では、阪神淡路大震災についても描かれます。
震災にちなんだおむすびをタイトルにすることで、人々の安全や暮らしなどへの思いが込められているのかもしれません。
1月17日
ごはんを食べよう国民運動推進委員会によって、震災が起きた1月17日を「おむすびの日」が制定されました。
日本人の米消費量は、年々少なくなってきています。
改めて、お米を食べる事について考えるきっかけとなる「おむすび」という言葉をタイトルに込めたのかもしれませんね。
人との縁
「おむすび」という言葉の語源は様々あります。
農業の神様「神産巣日神(かみむすびのかみ)」に由来しているとも言われています。
ドラマでは、人との縁や、家族の結びつきなどが描かれます。
目には見えない大切なもの(縁・人・時代)を次々とむすんでいく姿が描かれるのでしょう。
脚本家の思い
朝ドラ『おむすび』の脚本を担当する根本ノンジさんのコメントから、タイトルに込めた思いや自身の意気込みが見えます。
- 身近にいる人物の話にしたかった
- 主人公やその家族の笑ったり泣いたりの日常を描きたい
- イメージしていく中で浮かんだタイトルであること
- まるで昭和の朝ドラパロディーのような、そんな雰囲気が脚本家の自分にもぴったりだった
朝ドラと言えば、歴史上の人物や大成した偉人をモデルに描かれることも多いですが、『おむすび』は、ごく普通の女子高生が主人公です。
脚本家が描く日常が、私たちにどのように元気をくれるのか楽しみですね。
引用:Drama&Movie
『おむすび』
2024年後期朝ドラ『おむすび』は橋本環奈さんがヒロインを務めます。 タイトル『おむすび』に込められた意味を考察してみました。
タイトルの『おむすび』には、人とのつながりや、ヒロインや脚本家の思いがぎゅっと詰まっていそうで、放送が楽しみですね。