虎に翼 第7週 ついに寅子が結婚?!あらすじから見るネタバレと考察

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虎に翼 第7週 ドラマ・映画

2024年4月13日からの『虎に翼』の第7週は寅子の結婚が中心となりそうです。

無事に高等試験を合格した寅子はどのような弁護士になるのかも気になりますね!

『虎に翼』第7週 あらすじ

第7週のあらすじはこのようになっています。

優三(仲野太賀)は弁護士の道を諦め、直言(岡部たかし)の工場で働くことを決めて猪爪家を出る。

一方の寅子(伊藤沙莉)は雲野(塚地武雅)の事務所で弁護士実務を学び始める。

寅子の一年先を行く花岡(岩田剛典)は司法修習後の試験に合格。

お祝いのための二人きりの食事の席で、寅子は花岡から故郷に帰ると告げられる。

昭和15年、晴れて弁護士になった寅子だったが、女性だということを理由になかなか依頼をしてもらえない。

悩んだ寅子は、社会的信用を得るために再びお見合いをしようと決意する。

NHK

優三は、銀行を辞めちゃうの?

優三は、直言の工場で働き始めるようですが、直言が以前在籍していた帝都銀行で勤務していたはずです。

銀行勤めよりも、発戸火工の方がお給料がいいのでしょうか?
それとも、弁護士になることを条件に銀行で働けていたのでしょうか。

優三は勤務先の変更だけではなく、工場で住み込みで働くこととなり、猪爪家を出てしまいます。

今後、寅子の喜びや悲しみは誰と分かち合うのでしょうか。

弁護士を諦めた優三の就職先

  • 寅子の父・直言が社長を務める発戸火工に勤務する

合格後の進路は?

高等試験に合格した寅子は、そのまま雲野事務所で実務となり、寅子とともに合格した、轟、久保田、中山の三人の進路は以下のようになりました。

明律大学合格者の進路

  • 久保田、轟
    共亜事件を担当した錦田弁護士の元で同僚として働いている
  • 中山
    横浜の事務所で働く

寅子、花岡、轟はランチを共に過ごしており、今後久保田も合流したり、寅子の悩みを解決する一人となるのでしょうか?

スーツが汚れないように、轟は風呂敷を階段に敷いている姿が、紳士的な印象ですね。

一人で背負う同級生の思い

押し切られる形で雲野が受けた依頼は、帝大経済学部の落合弁護士からでした。
出版した本が、安寧秩序を乱すとした出版法違反による裁判です。

裁判の内容以外にも、戦争の影を感じさせる内容が少しずつ出てきており、ラジオからは家庭資源の回収を告げる内容が流れてきたり、轟は質素倹約を実現すべく日の丸弁当を食していました。
寅子が弁護士になった昭和15年は、中国との戦時下であり、このあと太平洋戦争へと突入していきます。

さて、裁判では内容が違反だとする検察側に対して、どうにか無罪を勝ち取りたい雲野の力になるべく、寅子は事務所に泊まり込み、突破口を探るのです。

弁護士という力を持った寅子が、夢半ばで去った同級生たちを思いだしながら、自分の力を発揮しようとするのでした。

泊まり込みの寅子のノートを見た雲野弁護士は、裁判の切り口を変えることにし、論点を内容ではなく、出版時期に焦点を当てたことで、見事無罪を勝ち取ることができるのでした。

雲野弁護士の手腕に感動した話を誰かと共有したくとも、母・はるでは思ったような返事は帰ってこず、家を出た優三を思い出すのでした。

よねの再来

よねは今後も寅子と定期的に会い、支えていく立場のようです。

寅子とよねが再会するきっかけ

  • 上野のカフェーでたまたま出会った雲野弁護士の手伝いをすることになったから

寅子の驚きの絶叫と、よねの変わらずの冷静さに大学時代が戻ってきたようなうれしさがこみ上げます。

この時は、1940年(昭和15年)、世の中は「お国のために産めよ増やせよ」という時代でした。
よねは3度目の高等試験を受験するも、不合格だったことが分かりますが、落ち込む様子も、諦めている様子もありませんでした。

花岡はイケメンだけどいい男ではなかった

花岡の裁判官任命のお祝いを二人ですることになり、その話を聞いた花江は「プロポーズされるんじゃ」とワクワクが取らまらない様子。

そりゃ、寅子が「二人でいいの?」と花岡に聞いたら、「それがいい」と答えたのですから、二人きりで過ごしたい理由があるのだろうと勘ぐるでしょう。

それに、寅子は花岡と話をするときはどことなくいつもよりも丁寧に優しく受け答えをしていることから、寅子も薄く恋心を抱いているのではないかと思っていました。

花江に盛り立てられた寅子は、母・はると花江の厳しい指導のもと作り上げたワンピースで花岡と会うのです。

これは恋なのでは?のポイント

  • 二人きりでの食事
  • 盛り立てられたとはいえ、ワンピースを新調してしまう

しかし、花岡からは裁判官として佐賀の任命が決まったことが報告され、どちらからも今後の進展となるような言葉を出さずに別れてしまうのです。

久保田が初法廷に立ったその日の帰り道で、寅子と轟、よねは、花岡は婚約者の小高奈津子(古畑奈和)を連れているところに遭遇するが、三人の驚きの気持ちは視聴者も同じだったのではないでしょうか。

私が考える、花岡はいい男ではなかった思うのは、婚約を決めた花岡だけを呼び出した轟とよねは、寅子のことをどう思っていたのかを問い詰めたシーンにあります。

花岡が婚約を決めたきっかけ

  • 奈津子は女学校を卒業と同時に結婚をする意思があった
  • 赴任先にはどこでもついていく意思があった
  • いずれは花岡の父の面倒も見る決意があった

花岡は、同級生の思いを背負って、弁護士としての成功のために力を尽くしている寅子についてきてほしいとは言えなかったというのです。

もちろん、相手を応援する気持ちがあるからこそではありますが、婚約を決めた理由の全てが自分のためであったことや「これからは奈津子を愛していく」なんてことを言うのだから、轟同様「なんだよそれ」と思ってしまったのです。

女だから信用がない?

寅子が精力的に弁護士として活躍したいのには、同級生たちの思いを背負っているだけではなかったのです。

寅子が弁護士として活躍したいもう一つの理由

  • 雲野弁護士は、貧しい依頼者が弁護料を払えないとわかると「いりませんから」と言ってしまうほどのお人よしだった

久保田聡子の初法廷

久保田聡子の初法廷は、婦人弁護士の初法廷であることで大きな話題になったが、裁判内容よりも、婦人であることや妊娠していることが注目されていました。

このことに、竹中(高橋努)は、「戦争で男性が徴兵されている今、婦人がさまざまな役割を担い、挙国一致のために世の中に利用されていることに気づいただろう」というようなことを寅子に言うのです。

久保田の初法廷に、あこがれやうらやましさを感じながらも、婦人弁護士であることの苦難をまた感じるのです。

これが母の言っていた地獄なのか

男性と対等に働けるだけの資格を手にしても、やはり『女性であること』はずっと付きまとうようです。
来る日も来る日も依頼者に、女性であることを理由に断られ、最後には女性の依頼者からも男性の弁護士を希望されてしまい、心がぽっきり折れてしまうのです。

故郷の新潟に帰ることになったい稲(田中真弓)に「すべては手にはいらないのですよ」と女性の幸せについて問われるシーンがありました。
また、雲野弁護士ですら「ご婦人にしてほしいのは、弁護ではなくお酌でしょう」なんていうのです。

寅子自身も27歳で生き遅れであることは重々承知しており、女性であることが頼りないのではなく、婦人弁護士が求められていないと気づいてしまったのではないでしょうか。

恥を忍んで頼み込むお見合い

父・直言と母・はるに、結婚相手を探してほしいと頼み込むことになりますが、そう簡単に縁談が見つかるはずもないのです。

お見合いが見つからない理由

  • 寅子は27歳、行き遅れの年齢であること。
  • 弁護士という職業婦人であること。

この2点が大きく足を引っ張っているのではないでしょうか。

近所からも縁談を断られ、父は会社の社員にも聞きまくる中やっとお見合い相手が見つかるのです。

お見合い相手はどんな人?

  • 奥さんに先立たれ、のち添えを探している
  • 職業は医者
  • 優しそうな見た目
  • 洋菓子が好き

優しそうな見た目と、弁護士という職業にも医者であれば理解がありそうとお見合いを受けることにするが、すぐに断られてしまうのです。

会わずに断られた理由

  • 「弁護士のご婦人は、ちょっとこわそう」

洋菓子好きなお見合い相手のために、母・はるからクッキーの作り方を教えてもらったのに、お断り理由が怖いからって、心底やさしい人だったのでしょう。

利害一致の結婚なのか?

優しそうな医者とのお見合いも断られ、どん底な寅子に名乗りを上げたのは優三でした。

二人はやはり相思相愛というか、気づかない恋心のようなものを抱いていたのではないでしょうか。

両想いだったでしょ?と思うポイント

  • 出ていった優三が家にいたことでこぼれる寅子の明るい笑顔と声
  • お見合いの話をした優三は、緊張で腹痛をもよおしていた

それでも寅子はかなり鈍く、優三に「社会的信用が欲しいということですか?」などと問い、とことん恋愛には無頓着なのだと感じました。

優三のプロポーズ

「社会的信用を得るための結婚は、僕ではだめでしょうか?」

優しく、ちょっと臆病な印象の優三の精いっぱいの言葉だったでしょう。
この「社会的地位利害一致での結婚はまるで、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のみくりと平匡さんの始まりのような印象ですが、ここからお互いに気持ちがより通じ合い夫婦になっていくのでしょうね。

両親が気になったこと

  • 父・直言は、二人は昔から想いあっていたかを確認するも、見事に違うといわれてしまう
  • 母・はるは、優三にとってのうま味は何なのか?と優三の気持ちを計っている

つまり、男女として愛し合っていけるのかと言う部分ではないでしょうか。

家族のいない優三にとって、猪爪家と家族になれることこそがうま味だと真剣なまなざしではるに伝えました。

持ち前の現実主義とはっきりとした物言いで反論するかと思ったのですが、はるが一番に納得してくれ、寅子と優三の結婚が決まるのです。

結婚観について

愛し合っているから結婚するということが当然の気持ちの流れであることを両親とのやり取りで観ることができます。

結婚の報告をしたときに、よねは「逃げ道を手に入れると人間、弱くなるものだぞ」と忠告するのです。
よねにとって、寅子の結婚は逃げ道に見えたのでしょう。

よねは結婚と言う制度自体を「くだらない」というのですから、一人で強く生きていく覚悟のようなものを感じます。

寅子自身は結婚と言う制度よりも愛やら恋やらをよくわかっていない風で、優三のプロポーズの姿を見ても、自分を思ってくれているとは一ミリも考えず、社会的地位のためであると思い込んでおり、とことん平和だな。と感じました。

これは朝ドラヒロインあるあるなのでは?

結婚し、一応の覚悟は持っていたようですが、恋に鈍感な寅子が優三の気持ちに気付くのは、初夜に床に就くころ、優三がぽろっと本心を告げるのです。

「まあ、僕はずっとすきだったんだけどね、とらちゃんのこと」

この言葉のあと、優三は秒で眠りにつきますが、本心を知った寅子は優三をたたき起こすのです。


「好きだ」と言われたことから、初めて相手の気持ちに気付くという恋にすこぶる鈍感なのは、朝ドラヒロインあるあるのような気がしてくるのです。

寅子の初法廷と別れ

昭和16年11月に優三との結婚をした寅子は、仕事にも力が入ります。

結婚の効果なのか、依頼を引き受けることもでき、無事に法廷に立ち弁護士としての仕事を全うできる喜びにあふれていました。

別れを告げる人

  • 笹寿司の笹山さん

寅子の法廷を傍聴した笹山さんは、裁判後寅子に別れを告げるのです。

時勢柄、米もネタも入らない事で店を閉め田舎に帰るといっていました。
シーンのあちこちにちりばめられていた戦争の影は、確実に近づいており、稲も田舎に帰ってしまいました。
こうやって少しずつ、そばにいた人たちとの別れが続くのでしょうか。

まとめ

『虎に翼』第7週は、弁護士となった寅子がどうにか自分の力を発揮したいと奮闘する裁判からスタートしました。

花岡との別れ、よねとの再会、優三との結婚と目まぐるしい寅子の日常の時代は昭和16年でした。


昭和16年12月に日本は真珠湾攻撃を仕掛け、アメリカイギリスとの戦争が始まるのです。

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