『虎に翼』第9週 ネタバレ 寅子が立ち上がる瞬間?猪爪家の暮らしは?見どころと考察

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ドラマ・映画

朝ドラ『虎に翼』の第9週は、徴兵されることになった優三を見送った後の昭和19年から始まります。

弁護士を辞め、主婦となった寅子や、本格化している戦時中の猪爪家の変化などを中心に描かれるようです。

戦中、戦後の寅子や人々の暮らしぶりなどを、あらすじからまとめて考察しています。

あらすじ

それぞれが苦しみ、悲しんでいる姿の多い予告でした。

戦争の影響からなのか、第9週が気になりますね!

寅子の疎開と悪い知らせ

時代は1945年(昭和20年)3月15日の東京大空襲に見舞われたところから始まります。

寅子と花江の疎開

  • 直言とはるは登戸に残り、寅子と花江、子どもたちは疎開する
  • 花江の両親は東京大空襲で亡くなる

疎開先では家族の安否を心配しながらも、子どもたちと細々と暮らしていたようです。

届いた悪い知らせ

戦況が良くない中、誰しもが苦しい生活をしていました。

そんな中に父・直言が持疎開先を訪れ、知らせがあることを伝えたのです。

  • 兄・直道の戦死

届いた知らせには、どこにいたのかもどのような状況だったのかもわかる内容は何もなかったようです。

出征の時には、花江がいないと眠れるかということを口にしていましたし、手紙では、他愛のない内容だったことから、安心していた部分もあったのではないでしょうか。

終戦後に東京へ戻る

1945年(昭和20年)8月に終戦を迎え、上野に戻った寅子たちは、戦後の日本の姿を肌で感じていました。

  • 優三は戻っていない
  • よねの働くカフェーへ行くが、通りすがりの人から「店の人は亡くなった」と聞かされる
  • 父・直言の工場は戦時中のような忙しさは無くなり、従業員に暇を出していた
  • 父・直言は不調が続いている

戦争が終わり、家族そろって暮らすことができるようになったものの、不安定な世の中であることには変わらず、寅子には不安や気がかりがたくさんあるようです。

「わかっている」は母譲りの思いやりだった

兄・直道がよく「俺にはわかる」と語っていましたが、この「わかる」という口癖は、母・はる譲りのものであることが分かります。

  • 疎開先から戻った直道の子どもたちに、はるは「わかっていますよ」と語りかける

母・はるが常に子どもたちに目を配り、気持ちを理解していることを伝える「わかっていますよ」の言葉は、直道に受け継がれ、子どもたちを守っていたことが分かる家族愛を感じるエピソードでした。

弟・直明が帰ってくる

岡山で寄宿舎生活をしていた弟・直明が戻ってきました。

戦争で、兄・直道と優三を失った猪爪家にとって、直明の帰宅はとてもうれしい事で一筋の希望の光だったのではないでしょうか。

直明とともに、これまでの事とこれからの事を話し合う猪爪家。

  • 戦争で校舎が焼け落ち、繰り上げで卒業資格をもらえたこと
  • 帝大受験は諦め、家族のために働くこと

体調が悪い父・直言は直明の言い分を素直に受け取り、大学に通わせることができないことを詫びていました。

寅子の仕事

寅子は弁護士を辞めた後に、主婦として家庭を支えていましたが、召集された優三に変わり家計も支えなければならないでしょう。

  • 弟・直明とともに父・直言の知り合いからマッチ製造の内職仕事を紹介してもらう
  • 母・はる、花江は繕いの内職を始める

1946年(昭和21年)5月

これまで、割りと裕福な印象だった猪爪家も、戦後は家族総出で働き、生きていくことに精一杯でした。

  • ラジオから聞こえた帝大入学式のニュース
  • 夜中にこっそり読書をしていた直明を見つけてしまう

作業をしていた直明は、このニュースを聞いて少し考えている様子だったのを寅子は見ていました。

その後、夜中の読書をしている直明を見つけた寅子は、自身が弁護士を辞めたときに片づけた書籍をわたします。

  • 弟・直明の姿から弁護士への復職を考え始める
  • 学ぶ楽しさを弟・直明にも感じてほしいと強く感じている

直明だけでなく、寅子にとっても人生を振り返り、今後を考えていくきっかけとなったようです。

雲野事務所に出向いた理由

弁護士を辞めた寅子が、雲野事務所に出向いた理由は何だったのでしょうか。

  • 弁護士として復職の相談をしたかった

復職の相談をしようと思っていましたが、頼むことができませんでした。

  • 依頼数が減り、事務員もよねも仕事を辞めていた
  • 雲野先生は相変わらずで依頼料を取らず野菜などのお裾分けで依頼を引き受けてしまう

よねの安否も確認できず、仕事も決めることができなかい状況は、10月まで続くのです。

父・直言の病気と隠し事

いつも朗らかだった父・直言の病気と隠し事が発覚しました。

  • 優三の戦病死を知らせる死亡告知書を結婚写真の裏に隠していた
  • 優三の死亡告知書は半年ほど寅子には秘密にしていた
  • 秘密にしていた理由は、寅子になにかあると猪爪家が立ちいかなくなることを不安に思ったから

父・直言と寅子はその後少しの間、微妙な空気となりますが、花江がお互いにしっかりと話すきっかけをくれ、直言はこれまでの事を話しながら、寅子をはじめ家族たちに詫びるのでした。

にこにこと和やかな雰囲気の直言が持っていた小さな不満はなんだったのか?

  • 優三も好きだが、結婚相手は花岡が良かった
  • 共亜事件の時、はるに向き合うのが怖くて、残業とうそをついて飲みに行っていた事
  • 直明が優秀すぎて、自分の子ではないのでは?と悩んでいた時期があったこと
  • 花江が徐々に強くなっていて怖かったこと

などなど、一生分の懺悔をするかのように、思いを言葉にしていました。
その様子を見ていた寅子が思い出したことがありました。

  • 父が、一番の味方でいつも応援してくれていた事

その会話をきっかけに、父の気持ちに寄り添うことができ、直言は間もなく穏やかに息を引き取るのでした。

訪ねてきた一人の男性

昭和20年10月
直言が亡くなり、それでも続く生活の中の変化がありました。

  • 直明が本格的に就職を探そうとしている


そんな中、猪爪家を訪ねてきた小笠原という男性は、寅子が優三に持たせたお守りを持っていたのです。

男性に優三との関係を聞くと、優三とのエピソードを話してくれたのです。

  • 優三とは復員を待つ収容所の病室でベッドが隣同士だった
  • 病状が悪化した小笠原に、お守りを持たせ「大きなご利益があるから大丈夫」と励まし続けた
  • 小笠原は回復したが、優三は回復する事が出来なかった

優三に渡したお守りが手元に戻ってき、優三の最期を知ってしまった今、優三の死を受け入れるしかなくなったのです。

  • そんな中、母・はるが寅子にお金を渡す

母・はるがお金を渡したのは、優三の戦病死という辛い現実を、一瞬でも忘れられるためにと、父、直言のカメラを売って用意したものでした。

はるも、花江も、乗り越えられるか不安なほどの大きな悲しみはそうやって乗り越えてきたことや、そうするしかなかったことを寅子に伝え、立ち止まり、向き合う時間を作ってくれたのでした。

寅子が立ち上がる

はるの勧めで街で焼き鳥とどぶろくを注文するも、食べることができずお金を払い立ち去ろうとしました。

折れかけている寅子がとても痛々しかったのですが、この後寅子の人生が変わっていくのです。

  • 店の女性が「もったいないから」と焼き鳥を新聞に包み持たせてくれる
  • 川原で一人、優三とのことを思い出しながら焼き鳥を食べ、涙を流す
  • 焼き鳥を包んでいた新聞には「日本国憲法」が書かれていた

条文に書かれていたことや優三の言葉が寅子を奮い立たせるのでした。

そして、このシーンは1話冒頭の新聞を握りしめ、涙を流していた寅子につながるのです。

  • 寅子が目にした新聞と日本国憲法の条文

予告のナレーションで流れていた条文は、憲法十四条 平等権の条文でした。

家族会議を開く寅子

自宅に戻った寅子は、一心不乱に新聞を読み込み、たくさんの事を書き留めて、家族会議を開くのでした。

  • 寅子は法律の世界で働くことを宣言する
  • 直明に大学へ通うことを勧める

それぞれが描く幸せを憲法で形にできること

寅子は、家族に憲法13条と14条の内容を伝え、これからは男性だから、女性だからという世の中ではなくなると言いました。

その上で、家族にそれぞれの幸せを問うのです。

  • はるの幸せは、暮らしがラクになり、家族がお腹いっぱい食べられること
  • 花江の幸せは子どもたちが成長し、幸せでいてくれること
  • 寅子の幸せは自分の力で稼ぐこと

男だからと気負っていた直明に、すべてを背負う必要はないことを伝える寅子には、優三の言っていた『人生をやりきること」への覚悟が見えたようでした。

今でこそ性別に関係なく、仕事や進学先を決めることができますが、当時の常識としては、全く反対の考え方であったことが分かります。

  • 花江は「そうよねえ。家族みんなが柱になって支えればいいのよね」の言葉で、家族会議は丸く収まるのでした。

寅子は、弁護士ではなく裁判官を目指す?

1947年(昭和22年)3月

  • 直明は進学し、寅子は司法省へ出向く
  • 司法省の人事課長は桂場(松山ケンイチ)だった
  • 桂場に、裁判官としての採用を願い出る

史実では、モデルとなった三淵嘉子さんは1947年に裁判官の採用願いを提出しており、史実に沿った内容で寅子も裁判官になるべく行動を起こしました。

しかし、桂場は寅子に採用する理由を尋ねるのです。

10週では、寅子がどのようにして裁判官になるのかの最初のステップが描かれることでしょう。

まとめ

時代は1945年(昭和20年)
終戦後の猪爪家の生活や寅子が過去や優三の死に向き合うことを中心に物語が進みました。

日本国憲法の条文を見て、優三が残してくれた言葉を胸に寅子らしく進んでいくのでしょう。

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