炭鉱の島で繰り広げられる激動のドラマ『海に眠るダイヤモンド』
7話では、炭坑火災に見舞われる端島の運命に心を奪われた方も多いのではないでしょうか。
この緊迫感あふれるシーンの裏に実際の歴史があるかもしれません。
史実を紐解きながら、8話のあらすじをご紹介します。
7話あらすじ
現代、いづみ(宮本信子)は鉄平(神木隆之介)の行方が今も分からないと玲央(神木)に告げ、衝撃を与える。1964年、進平(斎藤工)とリナ(池田エライザ)の息子が一歳を迎え、家族に幸せが広がる中、鉄平と朝子(杉咲花)は秘密の交際を始めていた。そんな折、鉱山で火災が発生。一平(國村隼)をはじめとする作業員の危機に、進平と鉄平が立ち向かう。端島最大の試練が家族と未来にどのような影響を与えるのか。
「緊迫感あふれる鉱山火災のシーンに圧倒された」「鉄平の運命が気になる」など、視聴者からは手に汗握る展開への称賛が多数寄せられました。
引用:TBS
炭坑火災は実話?
ドラマ『海に眠るダイヤモンド』で描かれた炭坑火災は、実際の炭鉱事故をモチーフにしていると考えられます。
そのモデルとなったのは、1964年に長崎県端島(軍艦島)で発生したガス爆発火災と思われます。
この事故の概要と復興の過程を以下にまとめます。
事故の概要(1964年端島のガス爆発火災)
- 発生時期: 1964年お盆明け未明。
- 原因: 坑内での自然発火によりガスが引火。
- 被害:
- 爆発により31名が負傷。
- 採炭現場を密閉中に二次爆発が発生。
- 消火活動: 海水を坑内に注入して鎮火。
事故後の復興
- 採炭現場の放棄: 事故現場は安全を確保するため完全に封鎖されました。
- 安全対策の見直し:
- ガス検知器の増設や監視体制の強化。
- 消火装置の定期点検の義務化。
- 作業員への安全教育の徹底。
モデルとなった事故が、ドラマに緊張感ある展開やリアリティを与え、当時の炭鉱の過酷な労働環境や社会背景を考えるきっかけとなりました。
引用:毎日新聞
進平はどうなる?
坑内に残っていた進平はどうなる?と言うのが8話で気になるところですよね。
史実では、1名が亡くなっています。
ドラマでは、この亡くなる1名が進平ではないかと話題になっています。
7話での人物たちの動きはこのようになっています。
- 進平は一酸化炭素の影響から栄子の幻想が見えるも、リナと誠を思い出し戻ろうとするも気を失う。
- 炭坑を海に沈めるためにポンプを停止したのは弟の鉄平。
以前リナは『好きになった人は死んでしまう』というジンクスを語っていました。
このことから、進平に何かが起こる可能性が考えられます。
はたまた逆に、ジンクスを破り二人の愛が強固なものとなり得るでしょうか。
この姿がまた見られることを願っていますが…
ポンプを止めた鉄平は責任感から全てを背負い、朝子と結ばれなかったのではないかと考察しています。
8話あらすじ
1964年、炭坑火災後、希望を失いかけた鉱員たちと、病床に伏す一平。それでも鉄平は新区域の開発を進め、端島の復活を目指す。鉄平と朝子は久しぶりに長崎でデートを楽しむが、鉄平には良からぬ噂も。一方、現代の病院でいづみは認知症のテストを受け、秘書の澤田は和馬の企みを警戒。鉄平の消息を追う玲央に、働いていたホストクラブのホストが迫る。
事故からの復興を目指す鉄平の奮闘や朝子との恋の行方が気になりますね!
『海に眠るダイヤモンド』
次回の『海に眠るダイヤモンド』も、その迫力と感動から目が離せません。
ストーリーは最終章へ突入し、登場人物たちの運命が交錯する瞬間が見どころです。
進平の安否はもちろん、炭坑火災の影響を乗り越えようとする鉄平の奮闘や、彼と朝子の関係がどう発展していくのか注目です。
そして、現代のいづみと玲央の物語も、これからどのように展開していくのか気になります。
次回も見逃せない展開が続くこと間違いなしですね!