2024年1月21日からスタートしたドラマ「厨房のありす」
門脇麦さん主演で、自閉スペクトラム症の女性を演じます。
「料理は化学です」ときっぱりと言い切り、来店したお客さんの様子からお料理を決めるという一風変わったレストランで厨房を切り盛りするありす
このドラマがパクリではないか?と一部話題になっています。
今回、その類似点についてまとめました。
どのドラマが似ていたの?
NETFLIXオリジナルドラマの「ウヨンウ弁護士は天才肌」という韓国ドラマがあります。
ウヨンウ弁護士は天才肌
ストーリー
一流法律事務所で働き始めた新米弁護士のウ・ヨンウ。自閉スペクトラム症を抱えて生きる女性として、法廷で、そして私生活で、さまざまな壁に果敢に挑む。
出演
パク・ウンビン、カン・テオ、カン・ギヨン
引用:NETFLIX
この「ウヨンウ弁護士は天才肌」が現在放送中の「厨房のありす」と似ていると話題になっているのです。
自閉スペクトラム症の特性が生んだパクリ疑惑
ありすは料理やこだわりの色のこと、ウヨンウ弁護士はくじらのことになると話が止まらなくなります。
これは、自閉スペクトラム症の特性をわかりやすく演出したものだと考えられますが、このこだわりの強さやコミュニケーションが苦手…と言った自閉スペクトラム症の特性をドラマ化すると、やはり似通った演出となるのかもしれず、このことからパクリでは?と思う方が出てきているのかもしれませんね。
自閉スペクトラム症とは
言葉や、言葉以外の方法、例えば、表情、視線、身振りなどから相手の考えていることを読み取ったり、自分の考えを伝えたりすることが不得手である、特定のことに強い興味や関心を持っていたり、こだわり行動があるといったことによって特徴付けられます。
引用:NCNP病院 国立精神・医療研究センター 自閉スペクトラム症(ASD)より
主人公を取り巻く環境が似ている
次に似ているとされているのが、主人公を取り巻く設定の部分です。
主人公の家族、友人の設定のどの部分が似ているのか、比べてみました。
主人公の父設定
主人公の設定も、二つのドラマはよく似ているとされています。
厨房のありすの父
元・大手製薬会社・五條製薬で創薬研究をする化学者で現在は、大学で有機化学を教える教授
ウヨンウ弁護士は天才肌の父
法学部出身でキンパ専門店を経営
ありすの科学的な発言やウヨンウの弁護士と言う仕事は、父親の影響を受けたことを意味しているのでしょうか。
また、ありすの父親もウヨンウの父親も共にシングルファザーという部分が共通しています。
主人公の友人の設定
主人公の親友はドラマには付き物。
しかし、親友の設定がちょっとやんちゃだったり、口が悪かったり…どちらもいわゆるヤンキーな印象で、この辺りが似ているといわれるところでしょう。
厨房のありすの親友
三ツ沢和沙
ウヨンウ弁護士は天才肌の親友
トン・グラミ
個性的な主人公とのバランスを考えると、親友も個性的である方がインパクトがあり、ストーリーを作りやすいのかもしれませんね。
結局、パクリなの?
ただし、中心のテーマは、料理と法律と言う部分なのでこの共通部分だけでパクリだ。と決めることはできません。
似通っているという点では、中心のテーマが料理で女の子が主人公のドラマは、2023年12月23日に放送が終了した「あたりのキッチン」があります。
あたりのキッチン
2023年10月14日から2023年12月23日 東海テレビ フジテレビ系列の「土ドラ」枠で放送されました。
出演者
桜田ひより 渡部篤郎 窪塚愛流
「あたりのキッチン」もお料理を通して、自分自身と向き合い、周りとのコミュニケーションを円滑にしていく部分がありますが、「あたりのキッチン」の主役である辺清美(あたりきよみ)は、自閉スペクトラム症ではなく、極度の人見知りでコミュニケーションが苦手な大学生の女の子でした。
「あたりのキッチン」の辺清美は絶対音感ならぬ絶対味覚の持ち主で、食べた料理の調味料やその分量までわかってしまうという特技があります。
「厨房のありす」と「あたりのキッチン」ではパクリという感覚は出てこないので、同じ料理を扱い、得意なことを持った女の子が主人公のドラマでも、化学だったり、味覚だったりと、ストーリー次第でパクリかどうかがわかれてくるのではないかと感じます。
今回、似ている!と話題になっている「厨房のありす」と「ウヨンウ弁護士は天才肌」を比べてみました。
確かに設定が似ているなと感じる点が多くありましたが、ストーリーの中心にあるものが、料理と法律と別物なので、今後のストーリー次第で「全く違う!」と感じるのではないでしょうか。
「厨房のアリス」はオリジナル脚本なので、今後の展開がたのしみですね!
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