2026年前期のNHK朝ドラ『風、薫る』がついに制作決定！
本作では、明治時代に看護師という新しい職業に挑んだ女性たちの姿が描かれます。
そのヒロインモデルとなったのは、実在の看護師・大関和さん。
彼女は看護婦の地位向上に貢献しただけでなく、周囲に明るさをもたらし、多くの人々に希望を与えた人物でした。
今回は、大関和さんの波乱に満ちた生涯と彼女が残した足跡に迫ります。
どんな挑戦を乗り越えたのか、その生き様にご注目ください。
朝ドラ『風、薫る』
2026年前期のNHK朝ドラ『風、薫る』の制作が決定しました。
本作は、明治時代に誕生したばかりの看護師という職業に挑んだ女性たちを描く物語で、実在した看護師・大関和さんがヒロインのモデルとなっています。
ヒロインの一人には俳優の見上愛さんが決定しており、もう一人のヒロインはオーディションで選ばれる予定です。
あらすじ
明治18年、日本で初めて看護師の養成所が誕生し、そこに不運が重なりシングルマザーとなった・一ノ瀬りん（見上愛）と、教会で育てられた大家直美が入所します。それぞれ複雑な事情を抱える同級生たちとともに、看護の意味や患者と向き合う大切さを学び始めます。やがて、りんと直美は新しい時代の風を感じながら、自分らしい幸せを模索しますが、卒業後の道には数々の困難が。離れ離れになった二人は、コレラや赤痢といった疫病の猛威に立ち向かうため再び手を取り合い、大きな試練に挑んでいきます。
見上愛さんのプロフィール
- 名前：見上 愛（みかみ あい）
- 生年月日：2000年10月26日
- 出身地：東京都
- 血液型：A型
- 身長：161cm
経歴
- 2019年：『ボイス 110救急指令室』（日本テレビ）高木道夫の娘 役でテレビドラマデビュー。
- 2020年：ドラマ『恋は続くよどこまでも』（TBS）高津若菜 役で初の連続ドラマレギュラー出演。
- 2024年：ドラマ『マイダイアリー』（朝日放送テレビ）長谷川愛莉 役
- 2025年：ドラマ『119エマージェンシーコール』（フジテレビ）新島紗良 役
- 2026年：NHK朝ドラ『風、薫る』のヒロインの一人に抜擢
知的でナチュラルな雰囲気が魅力の見上愛さん。ドラマや映画で活躍し、幅広い演技力で支持を得ています。
これからの朝ドラでどんな姿を見せてくれるのか期待が高まります！
一ノ瀬りんの人物像
- 生い立ち 栃木県那須地域の山すその町で、元家老の家に長女として生まれる。かつて家老だった家の長女として生まれたが、物心つく頃には一家は農業を営み、慎ましくも穏やかな日々を送っていた。しかし、コレラの流行により家族や町の生活が一変し、りんの人生は大きく変わっていく。
- 性格・価値観 「己の良心に恥じないか」を行動の判断基準とし、正直で真っ直ぐな性格。育ちは良いが、素直で活発な性格が時に視野を狭める一面もある。しかし、いざという時には潔く行動できる決断力を持ち合わせている。
- 夢とナースとしての使命感 生活のためにナースの道を選んだが、看護を通じて次第に病と向き合う人々の姿に心を動かされるようになる。「病人が病を抱えながらも、ありのまま生きられる社会」を目指すようになる。また、看護婦の地位向上を目指し、社会に新しい風を吹き込むべく奮闘する姿が描かれる。
一ノ瀬りんは、明るく天真らんまんな性格の中に強い芯を持つ女性です。家柄に恵まれた育ちですが、コレラの流行で人生が一変。生活のために選んだ看護婦の道が、やがて患者がその人らしく生きられる社会を目指す夢へと変わっていきます。「己の良心に恥じないか」を軸に、潔く行動するりんの姿は、時代の壁に挑む力強いヒロイン像を感じさせます。
大関和さんとは
大関和（おおぜきちか）さんの生い立ちと経歴:
- 1858年（安政5年） – 下野の黒羽藩の家老、大関増虎とその妻テツの次女として生まれる
- 1876年（明治9年） – 18歳で黒羽藩の次席家老であった渡辺家に嫁ぎ、2児をもうけるが、後に離婚し、親権を持つ
- 1886年（明治19年） – 28歳で桜井女学校付属看護婦養成所に1期生として入学し、アグネス・ヴェッチから看護学を学ぶ。
- 1887年（明治20年） – 30歳でキリスト教に受洗。
- 1888年（明治21年） – 31歳で日本初の近代的看護師資格を取得。
- 1889年（明治22年） – 32歳で帝国大学医科大学附属第一医院で看護婦取締役（看護婦長）を務める。
- 1890年（明治23年） – 33歳で新潟県高田女子高等学校で伝道師兼看護婦として勤務。
- 1896年（明治29年） – 39歳で東京看護婦会の教師として上京し、後に会頭として活動を行う。
- その他 – 日本キリスト教婦人矯風会の理事を務め、看護の発展に多大な貢献をした。
大関和さんは多くの役職を歴任し、看護師としての地位向上を支えた重要な人物でした。
看護の分野だけでなく、周囲に明るさと希望を与える存在でした。患者や同僚に対する深い思いやりと、明るい人柄で、彼女の周りの人々を励まし、支えました。その熱意と人間性は、看護師としてだけでなく、社会全体に影響を与えました。
2026年前期朝ドラ
朝ドラ『風、薫る』は、明治時代に看護師としての道を切り開いた大関和さんをモデルに、女性たちの成長と挑戦を描いた感動の物語です。
ヒロインには見上愛さんが決まり、物語の中でどのように新しい時代の風を感じ、困難に立ち向かっていくのかが楽しみです。
また、大関和さんが看護師としてだけでなく、周囲に明るさと希望を与える存在だったことがわかり、ますます放送が待ち遠しくなります。
どんな物語が展開されるのか、放送が始まるのが今から楽しみですね。
