朝ドラ「虎に翼」時代設定はいつ?どんなことがあったの?世の中の価値観を時系列で紹介

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虎に翼_時代背景 ドラマ・映画

2024年前期の朝ドラ「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち よしこ)さんをモデルとし、伊藤沙莉さんがヒロインを務めます。

ドラマのストーリーは、再構成してフィクションとして描くオリジナル作品ではありますが、ドラマの時代背景や当時の出来事や価値観などをドラマの時系列で探っていきます。

第1週「女賢しくて(さか・しくて)牛売りそこなう?」あらすじ

昭和6年。女学校に通う猪爪寅子(伊藤沙莉)は、父・直言(岡部たかし)と母・はる(石田ゆり子)に次々とお見合いをさせられる。女学校を出たら結婚し、子を産み、家庭を守るべし。そんな考えに納得できない寅子は、猪爪家の下宿人・優三(仲野太賀)が通う大学で、法律に出会う。明律大学女子部法科。教授・穂高(小林薫)の言葉から、女性が法律を学ぶ場所があると知った寅子は、母の反対をよそに、弁護士への道を歩み始める。女性初の弁護士、のちに裁判官となった女性とその仲間たちの物語がいよいよ始まります!
引用:NHK

ドラマから見る結婚観

時代は昭和6年(1931年)寅子(伊藤沙莉)は女学校卒業直前から次々とお見合いをさせられる。

結婚への疑問を抱えたまま、納得できない寅子のやる気ない様子は、当時の女性としては珍しいタイプだったのではないでしょうか・

それは、寅子の周りの女性が表しており、寅子の親友・花江(森田望智)は結婚の魅力がわからない寅子に「おこちゃまね」と諭します。

また、女学校の担任に父・直言と進学の相談をすると「婚期を逃すのではないか?」と先生が心配していましたが、当時は女学校卒業後は結婚というのが当たり前で、やはり親友・花江の言っていることが一般的で、寅子の母・はる(石田ゆり子)が娘の結婚に焦るあまりお見合いを次々とさせる、というのにもうなずけます。

当時の結婚の価値観をまざまざと見せられ、「早い結婚が親孝行」という認識が深く根付いていることが伺えます。

お見合い相手の価値観

それでは、男性はどのような価値観を持っていた時代なのでしょうか。

3人目のお見合い相手だった横山太一郎(藤森慎吾)の言葉や態度から見えてくるものがあります。

お見合い相手・横山太一郎(藤森慎吾)

寅子の3人目のお見合い相手である横山太一郎(藤森慎吾)は、貿易会社勤務で数か月前までアメリカ・ニューヨーク支店にいたエリート。
新聞を読むことが日課であることを話題に出すと、寅子の父・直言(岡部たかし)は、自分も娘の寅子と新聞を読むことを日課にしていることを告げます。

すると横山太一郎は、「結婚相手とは、結婚相手とはさまざまな話題で語り合いたい」と興味を示します。

その横山太一郎の一言に、熱の入った寅子が次々と意見を述べていく姿が気に入らず「女のくせに生意気な」と言い放ってしまいます。

女性進出が進んできた時代とは言え、やはり「女性はおとなしくいてほしい」というのが当時の男性の本心だったのでしょう。

この男性と女性の考え方や女性の社会進出に関して、令和である現在はすべて解決されたかと言われたら、そうでもないように感じます。

しかし、当時の女性も令和の女性も、結婚観や仕事に対して同じように悩み、葛藤していることを、寅子の「はて?」という一言に疑問や異を込めているように感じました。

世の中はどんな時代だった?

寅子がさまざまな疑問にぶつかりながら自分の道を見つけ、進んでいこうとしている時代はどのようなことがあったでしょうか。

ドラマはオリジナルストーリーですが、ドラマの設定時代にあった出来事や価値観を調べました。

満州事変

日本軍が満州で南満州鉄道を爆破し、中国に攻撃を仕掛けて満州を占領しました。 宣戦布告なしの軍事衝突で真相は、関東軍の謀略であることが戦後に判明しました。

女性の社会進出

女性の社会進出はどのように進んでいたのでしょうか。

ちょうど寅子が女学校を卒業するころは、女性の社会進出が進んできた頃で、「タイピスト」「電話交換手」「給仕」「百貨店の店員」など、産業化の進展も加わり新しい職業に女性が就くことが増えてきました。

ただ、働く女性「職業婦人」への風当たりは決してやさしくはなく、寅子が弁護士を目指すというのも、早く結婚することが当たり前と感じていた母・はるに大きな衝撃を与えました。

そう考えると、笑顔で寅子の進学を後押ししてくれた父・直言は当時としては、かなり理解のある父親だったと言えますね。

まとめ

朝ドラ「虎に翼」第1週の時代は昭和61年(1931年)で、歴史では満州事変が起こったころです。

この頃は、働く女性が増えてきつつも、早く結婚することが親孝行であり、幸せだという価値観が大きく根付いていた時代でした。

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