NHKの朝ドラには数々の「あるある」がありますが、今回はそのあるあるを2024年前期に放送が開始される「虎に翼」に照らし合わせて考察してみました。
ヒットの法則や、あるあるは「虎に翼」では当てはまるエピソードは出てくるのでしょうか。
朝ドラあるある
数々の感動を生み出し、ブームやロスを生み出した朝ドラにはどんなあるあるがあるのでしょうか。
タイトルに「ん」がつく
これまでの朝ドラのヒットの傾向として、タイトルに「ん」が付くというのは有名な話です。
また、4文字であることも朝ドラあるあるであるとともに、ヒットの法則と言われていますが、「虎に翼」は4文字ではなく、「ん」も付きません。
朝ドラのタイトルは、柔らかなイメージの言葉やストーリーがイメージしやすい、ストーリーに出てくる、ヒロインの愛称などヒロインやストーリーに関わる言葉がタイトルとなっています。
「虎に翼」の場合は、わかりやすいあるあるには当てはまっていませんが、ヒロインは五黄の寅年生まれで名前は「寅子」で、ヒロインの性格や思いとのつながりを感じることができるのではないでしょうか。
ヒロインのクセが強い
これまでのヒロインは、自我が強すぎる、わがまま、のんびりしている、お調子者など、個性の強さが垣間見れるキャラクターであることが多いのです。
そのキャラクターが強烈であればあるほど、放送当初は受け入れられにくかったりもしますが、成長を遂げていく中で愛されキャラへと変化していくことも朝ドラではあるあるの一つだと感じます。
「虎に翼」のヒロイン寅子は、世間知らずで自信家という面もあるが、全てに全力の人物です。
自信家な部分や世間知らずな部分で、癖の強さが現れそうですが、全力で突き進むまっすぐさから、視聴者が応援したくなるようなキャラクターになるのではないでしょうか。
ヒロイン・寅子を演じる伊藤沙莉さんはインタビューでこう述べていました。
寅子はこれまでの朝ドラにあまりなかったタイプのヒロインだと思います。頑張る人たちや、一生懸命に生きている人たちが描かれているので、元気と素敵な時間をお届けできればと思います。見守っていただけたら嬉しいです。
このことから、のんびりしているおっちょこちょい…と言った、いわゆる守ってあげたくなるような女性ではないヒロインが、みられるのではないでしょうか。
お父さんがキーパーソン
ヒロインの人生の転機や、きっかけとなる出来事に父親の存在や影響が少なからずあります。
これまでの朝ドラヒロインの父親を振り返ってみました。
「おかえりモネ」
父・永浦耕治(内野聖陽)
若い頃はトランペット奏者を夢見ていたことが、娘・百音(清原果耶)が音楽と出会うきっかけとなり、中学で吹奏楽部を立ち上げる。
「舞い上がれ!」
父・岩倉浩太(高橋克典)
飛行機部品を作ることを夢見ていたころがある。 娘・舞(福原遥)はその後、大学で航空工学をするが、中退し航空学校へ入学する。
「ちむどんどん」
父・比嘉賢三(大森南朋)
手先が器用で料理を作るのも得意。
娘・暢子(黒崎結菜)に自分を信じて理想の料理を作る課題を出したことが、娘・暢子の人生に大きな影響を与える事になった。
このように、父親の好きなことや得意なことが娘に影響をしたり、その存在に応援してもらったりと、朝ドラの中では父親は大きな役目を持っていることが多いのです。
「虎に翼」では、寅子の父・猪爪直言(岡部たかし)は銀行に勤めており、大抵のことは笑って許してくれる優しい父だが、妻のはるには頭が上がらない。というまじめで優しい父親像です。
また、法律を学びたい寅子の夢を応援するという設定なので、寅子が持った夢に対して優しく背中を押すようなきっかけを与えるのではないでしょうか。
ヒロインの相手役以外のイケメン俳優が出演
近年の朝ドラは、ヒロインの相手役のみならず、男性キャストがイケメンであることが多くなっています。
ヒロインの相手役のロスはたびたび話題になりますが、数話しか出演しなかった俳優が大きく注目されることもあります。
ヒロインの相手役以外で話題となった、俳優を振り返ってみました。
「カーネーション」
綾野剛(周防龍一 役)
「あさが来た」
ディーン・フジオカ(五代才助 役)
「あまちゃん」
松田龍平(水口琢磨 役)
「べっぴんさん」
松下優也(岩佐栄輔 役)
高良健吾(野上潔 役)
「わろてんか」
高橋一生(伊能栞 役)
「半分、青い。」
中村倫也(朝井正人 役)
志尊淳(藤堂誠 役)
「おかえりモネ」
永瀬廉(及川亮 役)
このように、朝ドラには、ヒロインの相手役以外にも、イケメンが出演していることが多く、主要なキャラクターであったり、数話の出演後にロスを生み出したりしています。
「虎に翼」の注目男性俳優キャスト
「虎に翼」で解禁されたキャストで話題となりそうな人物はこのように考えます
佐田優三(さだ ゆうぞう)- 仲野太賀 演
猪爪家に下宿する書生。 昼は銀行で働きながら夜間は大学で勉学に励む。
気弱で頼りないが優しく芯が通っている。
花岡悟(はなおか さとる)- 岩田剛典 演
寅子の同級生。社交的で学生たちの中心的な存在。
女生徒に人気で寅子も気になっている。
桂場等一郎(かつらば とういちろう) – 松山ケンイチ 演
司法の独立を重んじる気鋭の裁判官。
寅子に対して、女性が法律を学ぶことに疑問を呈する。「法の世界」の手ごわい先輩であるが、寅子の運命を変える人物の一人となる。
星航一(ほし こういち)- 岡田将生 演
裁判官。
温和な性格ではあるが、誰もその心の内を読み取れない。父親が法曹界の重鎮である。
このように、すでに解禁されたキャストの中にも今後の寅子の人生に大きくかかわりが生まれそうなイケメン俳優が揃っています。
寅子とのかかわり方やストーリーによっては、イケメン俳優ロスも多く生まれるかもしれませんね。
ヒロインは基本的に大往生
ヒロインが悲劇の死を遂げることはほぼ無いのが朝ドラあるあるの一つではあります。
ヒロインの半生を描いたものが多いですが、ヒロインの人生のすべてを描く場合には、さわやかな朝の時間帯のドラマということもあり、悲劇の死などはなく、大往生であることがほとんどです。
「虎に翼」はモデルとなった三淵嘉子さんは1914年(大正3年)11月13日生まれで、骨癌のため 1984年(昭和59年)5月28日に69歳でこの世を去りました。
モデルの人生に沿って、老年期まで放送されるかどうかは不明ですが、「虎に翼」ではまっすぐな性格の寅子がたくさんの人に囲まれながら大往生するシーンがあるかもしれませんね。
まとめ
朝ドラあるあるに沿って2024年4月から放送がスタートする「虎に翼」のキャストやあらすじを照らし合わせてみました。
様々な朝ドラあるあるに当てはまるもと感じる要素があるので、ヒットの予感を感じています。
朝ドラ「虎に翼」の放送が楽しみですね!

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