2024年4月1日から始まる朝ドラ「虎に翼」
ヒロインを伊藤沙莉さんが務めます。
女性初の弁護士役と言うことで、朝から強さやたくましく生きることを教えてくれそうです。
そんな朝ドラ「虎に翼」のヒロイン伊藤沙莉さんにスポットをあて、ストーリーやタイトルに込められた意味について考えてみました。
朝ドラ「虎に翼」放送詳細
【放送開始】 2024年4月1日(月)より 全26週(130回)
総合:毎週月曜日~土曜日 午前8時~8時15分(土曜日は1週間の振り返り)
NHK BS:毎週月曜日~金曜日 午前7時30分~7時45分
プレミアム4K:毎週月曜~金曜日 午前7時30~7時45分
【主題歌】
米津玄師 「さよーならまたいつか!」
米津玄師さんが朝ドラ「虎に翼」の主題歌を書き下ろしました。
主題歌が米津玄師さんに決まったことを知ったいヒロインの伊藤沙莉さんはこのようにコメントしていました。
「米津さんの作る作品に何度心を揺さぶられたか。温められ、救われたかわかりません。
最初お名前をお聞きしたとき、へー!やったー!なんていいながら、心のなかでこれでもかってくらいガッツポーズをかましました。
『虎に翼』をかたどる最高のオープニングになると思います。今からオープニングがとても楽しみです!」
ドラマ主題歌として選ばれることも多い米津玄師さんの楽曲は、切ない中にも救いがあったり、心に響く楽曲が多いですよね。
伊藤沙莉さんのように、視聴者もガッツポーズをした方も多いのではないでしょうか。
また、NHKの「みんなのうた」で「パプリカ」の作詞作曲を担当していましたので、朝ドラでも元気をもらえる曲になっているのでしょう。
ストーリー
引用:Instagram asadora_ak_nhk
朝ドラ「虎に翼」はどのような時代背景でストーリーが進むのでしょうか。
昭和4年(1929年)日本で初めての女性専門に法律を教える学校が設立される。
周囲から「魔女部」と呼ばれるようになった学び舎で、主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉)をはじめとする生徒たちは、自らの道を切り開き始める。
女性初の弁護士が生まれるまでのヒロインの奮闘はもちろん、戦争をまたぐため思うように自分の力を発揮できないことや、同じく女性弁護士となった仲間たちのことや法律が大切なものだと感じるエピソードなども生まれるのではないでしょうか。
ヒロインはどんな人?
伊藤沙莉…猪爪寅子(いのつめ ともこ)役
引用:Instagram asadora_ak_nhk
五黄の寅年に生まれる。あだ名は「トラコ」。
日本初の女性弁護士になる。 世間知らずで自信家という面もあるが、全てに全力の人である。
はじける元気な印象の伊藤沙莉さんが、法律を学び、得た知識を苦境に立たされる人々のために使う。
日本初の法曹界に飛び込んだ女性として、苦難や苦境を乗り越える姿に励まされそうですね。
名前は「寅子」ですが、読みは「ともこ」なんですね!
モデルとなった人物
日本で初めて弁護士となった三淵嘉子(みぶち よしこ)さんをモデルとしていますが、原作はなくフィクションのストーリです。
三淵嘉子さんは、幼い頃から父親に「ただ普通のお嫁さんになる女にはなるな、男と同じように政治でも、経済でも理解できるようになれ、それには何か専門の仕事をもつ為の勉強をしなさい。医者になるか弁護士はどうか」と言われていたといいます。
男性が世に出て、女性は結婚して家庭を守ることが当然であった当時としては、珍しいタイプの父親だったことが伺えます。
自立した女性像を叶えるべく進学をしていくなかで、弁護士法の改正により女性が弁護士になれる時代がやってくるのでした。
ドラマの中では、父親・猪爪直言(岡部たかし)は銀行に勤め、一見堅そうなイメージだが、大抵のことは笑って許してくれる優しい父親だが、妻・はる(石田ゆり子)には頭が上がらない。
法律を学びたい寅子の夢を応援するという設定ですが、父親とのやり取りで寅子(伊藤沙莉)が弁護士を目指すきっかけとなるストーリーがみられるかもしれませんね。
また、三淵嘉子さんの母親は「嫁の貰い手が無くなる」と、弁護士を目指す嘉子さんに大反対したというエピソードがあります。
ドラマの中では、寅子の母・はる(石田ゆり子)は料理と整理整頓が得意と言う、いわゆる良妻賢母。現実主義で寅子には厳しい設定なので、穏やかな表情の石田ゆり子さんが娘・寅子にどのように現実を突きつけるのか…というのも気になりますね。
引用:Instagram asadora_ak_nhk
タイトルの意味
ドラマタイトルである「虎に翼」にはどんな意味があるのでしょうか。
「虎に翼」は、中国の性悪説に立ち、法による統治を重視する一派である法家の韓非子(かんぴし)の言葉で、「強い上にもさらに強さが加わる」という意味があります。
日本でいうところの「鬼に金棒」と同じような意味になります。
韓非子の言葉で有名なのは「知らずして言うは、不智なり、知りて言わざるは、不忠なり」(しらずしていうはふちなり、しりていわざるはふちゅうなり)ではないでしょうか。
この言葉には「よく知りもしないで意見を言うのは自分の無知をさらすことであり、知っていながら言わずにいるのは不誠実だ」という意味があります。
「わかりません」と言える、勇気や素直さ、わかっていることを言うことで相手へ不誠実だという意味です。
人と人が関わり続ける以上、大切にしたい思いですね。
今回のドラマタイトルである「虎に翼」には、強く生きていくと心に決めたヒロインが法律と言う、さらに強くなれる法律という翼を手に入れ、周りの人のために力を尽くしていくのではないでしょうか。
朝ドラ「虎に翼」の見どころ
朝ドラ「虎に翼」の見どころはどのようなところにあるでしょうか?
法律がテーマ!
法律を題材にした朝ドラは、松嶋菜々子さんがヒロインを務めた『ひまわり』(1996年)以来と言うことで、ドラマの中でどんな法律がどのようにでてくるか。と言うのが見どころの一つとなると考えます。
また、ヒロインである伊藤沙莉さんは、役作りの一環として、たくさんの資料を読み込み、実際に三淵嘉子さんが卒業した明治大学で授業を受けています。
朝ドラで描かれることが少ない「法律」というテーマは、視聴者である私たちが、法律に興味を持ったり考え方へ影響を与えることもあるのではないでしょうか。
寅子のまっすぐさにパワーをもらえそう
伊藤沙莉さんは、演じる寅子について、インタビューでこう述べていました。
「人間らしいけど動物的というか、すごく素直な人で、法律の世界という一番合っているところに入り込んでいったなと。何かが変わるときって興味や疑問からスタートするもので、『何でこれってこうなんだろう?』と思っている人じゃないと動かせないと思うので、持って生まれたその世界に行くべき人なんだなと演じていて思います」
「ゆり子さん演じるお母さんに『一言多い』『余計なことを言わない』と怒られることがよくあるんですけど、自分に言われているような感じがして(笑)。私も思ったことをその場で言ってしまいがちですが、時期を見て言ったほうがいいんだなと、寅子と一緒に反省しています」
朝ドラでは、ヒロインの成長が見どころのひとつとなりますが、猪突猛進で素直な寅子の成長や周りの人とのかかわり方、タイトルの「虎に翼」どおりの強さを見せてくれるエピソードが楽しみですね。
ノベライズ本で予習しよう
NHK朝ドラ「虎に翼:のガイド本とノベライズ本が放送開始5日前となる3月25日に発売となります。
朝ドラの予習や復習、新たな気づきを与えてくれるのではないでしょうか。
【発売日】2024年3月25日
【出版社】NHK出版
【内容】
連続テレビ小説 虎に翼 Part1 (NHKドラマ・ガイド)
ドラマ・ガイド掲載内容は、ヒロイン・伊藤沙莉さんの巻頭グラビアとインタビューに始まり、人物相関図や出演者の紹介とインタビューなど、ドラマの内容を網羅する内容で、合わせて美術セットや法律企画などドラマの裏側まで見ることができそうです。
まとめ
朝ドラ「虎に翼」のヒロイン・寅子のキャラクターやモデルとなった三淵嘉子さん、タイトルの意味から見どころを考察しました。
4月1日の放送が楽しみですね。
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