2021年版『華麗なる一族』 感想 これまでの映像作品やキャスト一覧まで

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2021年度版『華麗なる一族』 感想 キャスト アイキャッチ ドラマ・映画
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WOWOW開局30周年記念番組として放送されたドラマ『華麗なる一族』の最終回まで観終わりました。

重厚な人間ドラマと壮大なスケールに圧倒されつつ、ふと気になったのは「これまでにどんな俳優たちがこの物語を演じてきたのだろう?」ということ。

実は『華麗なる一族』は、山崎豊子さんの代表作のひとつとして、何度も映像化されてきた名作です。

今回は原作の魅力から歴代の映像作品、キャスト、そしてそれぞれのストーリーの違いまでを振り返りながら、私の感想も交えてご紹介していきます。

原作

ドラマ『華麗なる一族』には、原作となる小説があります。

著者は『白い巨塔』『沈まぬ太陽』などで知られる山崎豊子さん。

綿密な取材と事実に基づいたリアルな描写が持ち味で、『華麗なる一族』でも政財界や金融界の裏側が生々しく描かれています。

ここでは、その原作の詳細や山崎豊子さんについてご紹介します。

  • 名前:山崎豊子(やまさき とよこ)
  • 生年月日:1924年11月3日
  • 出身地:大阪府大阪市
  • デビュー作:『暖簾』(1957年)

代表作

  1. 『白い巨塔』
  2. 『沈まぬ太陽』
  3. 『不毛地帯』

『華麗なる一族』詳細です。

  • タイトル:『華麗なる一族』
  • 著者:山崎豊子
  • 連載期間:1970年〜1972年
  • 掲載誌:サンデー毎日(毎日新聞社)
  • 単行本:全2巻(新潮社より刊行)
  • ジャンル:社会派小説・企業小説
  • 主な舞台:高度経済成長期の日本、政財界・金融業界・万俵家の内部
  • 物語の中心:阪神銀行を率いる万俵大介とその一族が、企業と家族のはざまで葛藤する姿
  • 特徴:綿密な取材に基づいたリアルな描写。実在の企業や事件を思わせる展開。

人気・評価について

それでは、『華麗なる一族』の世間の評価や人気はどのようになっているのでしょうか?

  • 発表当時から高い話題性を持ち、週刊誌連載時には読者の反響も大きく、政治・経済界でも注目されました。
  • 累計発行部数は400万部以上(新潮文庫版含む)とされ、山崎豊子作品の中でも代表作のひとつです。
  • 映像化作品も多数生まれており、そのたびに話題となるなど、長年にわたり高い人気を維持しています。

映像化作品一覧

山崎豊子さんの名作『華麗なる一族』は、これまで何度も映像化されてきました。

映画やテレビドラマとして、それぞれの時代を反映した演出やキャストが話題を呼びました。

ここでは、過去の映像化作品を一覧にまとめてご紹介します。

  • 映画/1974年/東宝/主演:佐分利信(万俵大介 役)
  • ドラマ/1974年/毎日放送(MBS)・TBS系/主演:山村聡(万俵大介 役)
  • ドラマ/2007年/TBS系/主演:木村拓哉(万俵鉄平 役)
  • ドラマ/2021年/WOWOW/主演:中井貴一(万俵大介 役)

歴代キャスト

何度も映像化された『華麗なる一族』のこれまでのキャストを一覧にしました。

万俵家の歴代キャスト一覧

役名(続き柄)1974年 映画
(東宝)
1974年 ドラマ(MBS/TBS)2007年 ドラマ(TBS)2021年 ドラマ(WOWOW)
万俵大介
(万俵家当主)
佐分利信山村聡北大路欣也中井貴一
万俵寧子
(大介の妻)
月丘夢路久我美子原田美枝子麻生祐未
万俵鉄平
(大介の長男)
仲代達矢加山雄三木村拓哉向井理
万俵銀平
(大介の次男)
目黒祐樹林隆三山本耕史藤ヶ谷太輔
美馬一子
(大介の長女)
香川京子三ツ矢歌子吹石一恵美村里江
万俵二子
(大介の次女)
酒井和歌子島田陽子相武紗季松本穂香
万俵三子
(大介の三女)
山添多佳子福本莉子
高須相子
(大介の愛人)
京マチ子小川真由美鈴木京香内田有紀
美馬中
(一子の夫)
田宮二郎佐藤慶中村トオル要潤
万俵早苗
(鉄平の妻)
山本陽子柏木由紀子長谷川京子笹本玲奈
万俵万樹子
(銀平の妻)
中山麻里山口いづみ山田優吉岡里帆
万俵敬介
(大介の父)
仲代達矢(兼任)入江正徳

あらすじ

高度経済成長期の日本。阪神銀行頭取・万俵大介(中井貴一)は、財閥の存続と権力の維持を賭けて大手銀行との合併に動く。一方、長男・鉄平(向井理)は理想を掲げ、父に反発。冷徹な父、対立する息子、そして愛人・高須相子(内田有紀)や家族が複雑に絡み合い、やがて一族を揺るがす衝撃の運命が動き出す――。

WOWWOW『華麗なる一族』の感想

WOWOW版『華麗なる一族』は、映像も演技も見応え十分な重厚なドラマでした。

中井貴一さん演じる万俵大介の圧倒的な存在感。冷徹で野心家の大介に対し、信念を貫こうとする長男・鉄平(向井理)の姿が胸を打ちます。

また、家族でありながらすれ違い、愛と野望がぶつかり合う展開に引き込まれました。

高須相子(内田有紀)という愛人の存在、万俵家を取り巻く人間関係や、思惑が絡み合う縁談も見どころのひとつ。

「金」と「血」に翻弄される万俵家の姿には、今を生きる私たちにも通じるものがあります。

じっくり味わいたい、大人の社会派ドラマでした。

『華麗なる一族』

名作として語り継がれてきた『華麗なる一族』は、時代が変わってもなお、人の欲望や葛藤、家族の絆と崩壊といった普遍的なテーマで私たちの心を揺さぶります。

2021年版は、豪華キャストと丁寧な演出でその世界観を見事に再現しており、初めて観る方にもぜひおすすめしたい作品です。

そして、過去の映像化作品を振り返ることで、同じ物語でもまったく異なる魅力があることに気づかされました。

すでに視聴した方も、思い出と重ねながら読み返していただけたら嬉しいです。

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