『虎に翼』第19週 ネタバレ 美佐江の闇深さは続く…寅子と航一の関係に進展はあるのか？

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『虎に翼』第19週　アイキャッチ ドラマ・映画
2024.08.03

朝ドラ『虎に翼』第19週では、闇深い女子高生・美佐江（片岡凛）と航一（岡田将生）を中心にストーリーが進むようです。

美佐江はどんな闇を抱えているのか？

航一との関係に進展はあるのか？

まだまだ気になることが増えそうです。

あらすじ

『虎に翼』第19週では、美佐江（片岡凛）の心を寅子は開くことができるのでしょうか。

あらすじはこのようになっています。

航一（岡田将生）の苦しみを知り寄り添いたい寅子（伊藤沙莉）は、感情を整理できない。同時に新潟市で事件が発生し、森口（俵木藤汰）の娘・美佐江（片岡凜）が関与の疑いがある。寅子は美佐江に接触を試みるが上手くいかない。一方、高瀬（望月歩）と小野（堺小春）が友情結婚を報告し、自分の過去の結婚を思い出した寅子は慎重になるよう忠告する。

美佐江との距離や、高瀬と小野の結婚など、気になることが今週も盛りだくさんです。

ライトハウスの人々

寅子が本庁勤務の際には必ず訪れるカフェ ライトハウス。

航一との何気ない会話や、涼子や玉が働く姿がけなげで、ドラマ内での癒しのひとつになっているのではないでしょうか。

涼子と玉

18週で、稲が来てくれていることで二人とも心に余裕ができてきたことを嬉しそうに話していました。

できた余裕で、読書や英語の勉強、散歩などを楽しみ、働くことも自分を労うこともできておりすっきりとした表情の涼子と玉でした。

寅子の事を気にかけながらも、しっかりと自分たちの人生を歩んでいるようです。

稲

稲は、優未の世話とライトハウスの手伝いを楽しんでいるようです。

稲は、持ち前の明るさで常連さんともいい関係を築き、休みの日に一緒に買い物に出かけたりしています。

優未の世話や、ライトハウスでの手伝い以外にも、楽しみやより所となる関係が増えています。

稲にとって心のよりどころとなるようにと、ライトハウスでの手伝いを紹介した寅子もうれしいのではないでしょうか。

闇深い女子高生・美佐江

一見すると、穏やかな優等生の美佐江は、登場した時から闇深さをにじませていました。

地主である父との間に確執があるのか？家庭環境がそうさせたのかなど、色々考えられる理由はありますが、美佐江の思惑ははっきりとしていません。

寅子は、美佐江の心を知ろうと動きますが、その心はなかなか知ることができないようです。

ある事件への関与？

新潟市で起きた売春事件に、美佐江が関与しているのではないかと疑われます。

美佐江が疑われた理由

  • 補導されたときに一緒にいた女子高生二人が売春を認めたこと
  • 補導された美佐江は、ただ一緒にいただけと答える

疑惑だけで、美佐江が審判に賭けられることはありませんでした。

しかし、疑惑が晴れたわけではないため、寅子は美佐江に話を聞こうとします。

美佐江は、最後まで自身の関与を答えませんでした。

美佐江はどうなった？

美佐江の関与に関して、はっきりとした証拠もなく、審判されることはありませんでした。

その後、美佐江は見事に東京大学に合格し、新潟を離れるのでした。

窃盗をした元木や売春をしていた女子高生たちとの関係は、赤い腕飾り以外ははっきりしないままでした。

美佐江自身の中ではっきりとした答えがみつかるのでしょうか。

突然の訪問者

寅子が自宅へ帰ると、そこには『本物の』花江がいました。

花江は目的があった

花江は、新潟に来た理由を、正月も帰ってこなかったからと言っていましたが、本当は別に目的があったのです。

稲が帰宅し、優未が部屋に戻ったころ、花江は本題を突き付けました。

  • 寅子には、大切に思っている男性がいる
  • 優未から話を聞いて、新潟に来た

優未は、寅子と航一の関係について花江に相談していたのです。

二人の話の最中に優未がやってきて、優三のお守りを渡すのです。

戦争に向かう優三に贈った、寅子のお守りの中には優三からの手紙が入っていたのです。

トラちゃん、もしトラちゃんの元に帰ることができなかったら、そう思って、この手紙をしたためています。僕の望みは前に話したけれど、もう一つだけ望みを増やしてもいいですか。弱音を吐くことができる人、正しくないトラちゃんも好きでいてくれる人を見つけてください。できれば心から恋して、愛する人を見つけてください。でも、見た目とか、甘い言葉をささやく相手に騙されちゃいけない。トラちゃんと優未をスンッとさせる相手はダメ。トラちゃんと優未を縛る相手はダメ。トラちゃんと優未の笑顔を奪う相手はダメ。トラちゃんを心底愛せない相手はダメだ。でも、その人を前にして、胸が高鳴って仕方ないのなら、その人が好きなら、今書いたことも、僕も、すべて忘れてその人の元に飛んでいってほしい。トラちゃん、自分を信じて。そんなトラちゃんを僕は信じる。優未もお母さんを信じて。優未のことを、ずっと見守っているよ。2人のことを、誰よりも、何よりも、一番愛しています

大好きで愛している寅子の背中を押してくれるような、優しい言葉の手紙でした。

優未は、どうしてお守りの中に手紙があったのを知っていたのでしょうか。

寅子から聞かれた優未はこう答えたのです。

「お父さんの事を知りたくて、なんとなく」

記憶にない父親の事を思っていることや、寅子の人生を応援していることが伝わるシーンでした。

新潟に来る前の本音を、改めて感謝の言葉に変えて花江は東京へ戻るのでした。

昭和時代の『友達結婚』

寅子の仕事を支えていた高瀬と小野が『友情結婚』をします。

いわゆる交際0日婚といわれるスタイルなのでしょうが、高瀬と小野は世間体や社会的信用のために結婚という手段を選びました。

そのため、子どもも作らないし仕事も辞めないと宣言するのです。

寅子は報告された当初はよく考えてとたしなめていましたが優三の手紙から二人を応援することにしたのです。

寅子自身の人生はどうなる？

ライトハウスで寅子と航一の様子を見ていた涼子。

航一が一人で来店したときに、寅子について話をします。

「トラコちゃんは昔からお気立てはよろしいけれど、全方位に愛がおありで、恋愛ごとの機微のようなことには無頓着ですの。ですから、後悔なさらぬように」

二人の様子をずっと見守っていた涼子のナイスアシストでした。

その後、航一は、美佐江の事で思い悩む寅子を訪ねるのです。

特に寅子の話を聞くでもなく、ただそばにいてくれているだけなんです。

だけど、一緒にいるだけで気持ちが軽くなれる相手がいるって幸せな事ですよね。

その後。これまでずっと支えてくれていた航一への思いを寅子は航一に伝えました。

航一の事も大切で、優三への愛は変わらないことを丁寧に伝えていました。

その言葉に航一も自身の想いを伝えるのです。

戦時中に抱えた思いや、妻・照子の事。
諦めたくないことを諦めてきた航一が、自分自身を取り戻した瞬間のように感じました。

ちゃんと自分の気持ちに気づけている寅子に、きゅんとしたシーンです。
涼子の言う通り、寅子はこれまで恋愛に対して疎すぎた部分が多くありました。

航一への気持ちに気づけた寅子と航一をさらに応援したくなりますね。

お互いに失った相手の大きさや大切さがあるからこそ、出た言葉のように感じました。

第19週

第19週で、美佐江の本質に迫るも、美佐江を納得させることはできませんでした。

久しぶりに登場した花江は、変わらず明るくて寅子と優未、稲はエネルギーをもらえたのではないでしょうか。

寅子と航一の関係は進展があり、来週以降も目が離せませんね！

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