朝ドラ『虎に翼』第25週で、寅子は美佐江そっくりの女学生と出会います。
この女学生は、美佐江とどのような関係なのでしょうか?
25週で、美佐江が新潟を離れた後の事が分かるのでしょうか?
また、第24週から続いている尊属殺人や少年法についても進展がありそうです。
第25週あらすじ
おはようございます🌞
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第25週の放送開始まで、あと1時間⏰
多岐川が遺した少年法改正反対意見を盾に、戦う寅子たち。
そして、よねと轟が立ち向かう、尊属殺を巡る裁判の行方は…#NHKプラス📱ではリアルタイムで見ることができます!https://t.co/Stug7JFWNJ
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道男と梅子は、大五郎を店に迎えたが、桂場が姿を見せないことを気にしている。寅子は法制審議会での議論の進め方に不満を感じる中、朋一が突然異動を命じられ、その背後に桂場の意図があるのか悩む。
優未と猪爪家
寅子を囲む家族たちも少しずつ変化がありました。
第24週で、大学院を中退した優未。
中退後は、家事をこなしとても明るい表情です。
笹竹で働きながら、雀荘でも働くことになります。
この時代の雀荘は少し後ろ暗い印象であり、年頃の優未が働く場所として不安があります。
しかし、航一の前でタンカを切った手前、寅子はそれ以上何も言えずに見守ることに徹しています。
また、花江たちと同居していた直明も家族で引っ越しをすることになりました。
とはいっても、猪爪家の近所であり、今後も賑やかな猪爪家に変わりはなさそうです。
笹竹では
笹竹では補導委託先として、大五郎(増田怜雄)を迎え入れます。
梅子と道男、大五郎に優未も手伝いに入る笹竹は、変わらずの繁盛ぶりです。
大五郎を指導する道男も逞しくなったように見えます。
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家庭裁判所の補導委託先となった『笹竹』で、道男が引き受けた少年・大五郎。
常連客に大五郎を紹介する道男を見て、寅子が思ったことは…👀🔜https://t.co/vqhe0WJlYR#伊藤沙莉 #和田庵 #増田怜雄 pic.twitter.com/U7qFcaJtod
桂場
最高裁長官となった桂場は、多忙を極めていました。
何かに焦っているような雰囲気に、寅子は心配をしています。
また、大好きな甘味を楽しむ時間も少なくなっているようで、笹竹にもあまり顔を出せずにいるようです。
朋一の人事異動
まじめで勉強家の朋一(井上祐貴)は、一方で正義感が強すぎると航一(岡田将生)は心配していました。
- 朋一が家庭裁判所へ異動
- 桂場による冷遇人事であった
いわゆる、ブルーパージを受けた朋一は、それでも裁判官として励むのでした。
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今の司法に疑問を持ち、仲間たちと声を挙げていた朋一。
しかし…家裁へ異動となり、仲間たちにも左遷としか言えない内示が…。
「こんなあからさまなこと、許されていいのかな…」#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #岡田将生 #川床明日香 #井上祐貴 pic.twitter.com/F3rF2RXrX2
寅子は、桂場に真意を訪ねますがはねのけられてしまいます。
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政治からの圧力を受け、朋一たち未来ある若手裁判官を見せしめに異動させた桂場。
「あの日話した、“穂高イズム”はどこにいったんですか?」
寅子が訴えますが、桂場は聞く耳を持たず…#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #松山ケンイチhttps://t.co/yWfcLqcUiM pic.twitter.com/wOgakRjhN4
司法の独立は、どうなってしまうのでしょうか。
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寅子からの訴えに耳を貸さず、突き放した桂場。
すると、“あの人”が…
葛藤している桂場を見る👀🔜https://t.co/SR1HwiMXPn#伊藤沙莉 #滝藤賢一 #松山ケンイチ pic.twitter.com/Uwf9GzQrgF
桂場の心に問いかけるのは、亡き多岐川でした。
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裁判官を辞めるという朋一。
「裁判官に誇りを持って、司法の場をより良くしたかった…でも、何のためにどう頑張るのか分からなくなっちゃって…」
朋一に寄り添う航一が、決意の表情で桂場の元へ…#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #岡田将生 #川床明日香 #井上祐貴 pic.twitter.com/uvsFJ8tEQo
正義感と熱意のあった朋一も、ついに心が折れてしまいます。
この後、航一は桂場の元を訪れ、昭和25年の尊属殺についての再議論を提案するのでした。
法制審議会
法制審議会少年部会の委員となった寅子(伊藤沙莉)は、少年法改正について関わります。
しかし、審議会は改正ありきで話が進もうとしていました。
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少年法の改正ありきで始まった、法制審議会少年法部会。
「厳罰化が少年の凶悪事件の根本的解決になるとは思わない」
多岐川が遺した意見書を盾に反論する寅子たちですが、議論は平行線で…#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #沢村一樹 #名村辰 #松川尚瑠輝 pic.twitter.com/qNdoI42oma
少年犯罪が凶悪化していく中で、これまでのやり方では間に合わないというのもわかります。
この平行線の審議会を打破するきっかけとして、久藤も冷静に「はて?」と疑問を投げかけたのです。
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弁護士や裁判所側との意見調整もせず、少年法改正を急ぐ必要性がわからない
寅子に代わり「はて?」を繰り出した久藤
多岐川を思い浮かべ、怒りながらも心を落ち着かせていました#虎に翼#伊藤沙莉 #沢村一樹 #平埜生成 #名村辰 #松川尚瑠輝https://t.co/ChZvHgavS9 pic.twitter.com/enzh8oWvv1
家庭裁判所でも、業務内容や少年法について話題になりました。
慢性的な人手不足や多忙を極める業務内容、調査官によって違う子どもたちへの熱量の違い。
音羽(円井わん)は冷静に寅子に述べるのです。
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少年法改正について、家裁が反省すべき点も多々あるのでは、と音羽
昔から人員不足の家裁。
それを個人の努力だけで補ってきてしまったひずみが、今あらわれている。
「その責任は佐田判事の世代の方々に大いにあるでしょう?」#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #円井わん pic.twitter.com/B9jtrKJHiU
音羽の言葉は寅子に大きく響き、猪爪家で討論会として家族の意見を聞くことにしました。
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最近の少年犯罪について、猪爪家で討論会。
それぞれの立場から意見を出し合います。
「どの考えも正しいから、いい落としどころを見つけないと…」#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #森田望智 #三山凌輝 #川床明日香 #青山凌大 #今井悠貴 #菊池和澄 #佐々木春香 #平野絢規 pic.twitter.com/PwfdwmMvuQ
どちらが悪い、良いという話ではない事から、うまくまとまる方法を探るしかないようです。
明律大学女子部が集まる!
明律大学女子部メンバーが集まることになりました。
- 集まった理由は、涼子が司法試験を受験するため
- 涼子は現在、2店舗を経営し生活は順調
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司法試験受験のため上京してきた涼子を囲んで、明律大のメンバーが集合!
涼子を合格させるため、よねが寝る間も惜しんで作った問題に皆で向き合います。
その様子に、寅子は…#虎に翼#伊藤沙莉 #土居志央梨 #桜井ユキ #平岩紙 #ハ・ヨンス #羽瀬川なぎ pic.twitter.com/GL0DeU2jqp
せっかく明律大学同期で集まれた時間でしたが、よねは涼子のために試験問題を作り、みんなで勉強することにしたのです。
涼子はその後、無事に司法試験に合格します。
しかし、司法修習は受けないと決めていたのです。
涼子が司法修習を受けなかった理由は?
華族でなくなったことや女性であるがゆえに同情されることへの反発だったのです。
「わたしなりの股間の蹴り上げ方ですかね」と笑顔で答える涼子がとてもかっこいいですよね。
尊属殺人と美位子
第24週から、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)達が弁護している美位子(石橋菜津美)の尊属殺人事件。
1審では情状酌量が認められ、過剰防衛で刑が免除となりました。
2審では実刑判決となり、上告するものの、なかなか裁判までたどり着けません。
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美位子の裁判は、二審の東京高裁で実刑判決に…。
それを受けて、最高裁に上告したよねと轟。
最高裁で受理されるかどうかは、航一たち最高裁調査官の調査にかかっています。#朝ドラ #虎に翼#岡田将生 #土居志央梨 #戸塚純貴 pic.twitter.com/2xHhRqv85N
調査をしている航一はよねたちを訪ね、美位子の話を聞くのでした。
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「あたしは救いようがない世の中を少しだけでもマシにしたい…だから心を痛める暇はない、それだけです」
自らの過去と重ねながら、美位子の事件のことを語る、よね。
その言葉を聞き、航一は…#朝ドラ #虎に翼#岡田将生 #土居志央梨 #戸塚純貴 pic.twitter.com/34CxP3BNDs
航一は、桂場に25年前の判例についての資料を持参します。
その思いは、桂場に届くのでしょうか?
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「昭和25年のあの判例を変更するときです」
航一が桂場に渡したのは、美位子の事件に関する報告書。
しかし…
「尊属殺を扱うのは時期尚早だ」
受理できないという桂場。
一度は引き下がろうとする航一ですが…#朝ドラ #虎に翼#岡田将生 #松山ケンイチ pic.twitter.com/bTfJpKmidj
司法の独立を脅かしていた桂場を一喝した航一。
その後、美位子の事件は上告が受理され、最高裁の大法廷で審議されることになりました。
その時美位子は、法律事務所での生活にも慣れ、居心地の良い生活を送っていました。
しかし、心の奥にあったのは父親から離れることができた安心だけではなかったのです。
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この事務所にいたいという美位子
よねは、そんな彼女に…
「依頼人の話を盗み聞きするためならやめろ。人を見て安どしたり、自分の身に起きたことと比較したりするのはやめろ」
よねが伝えたいことは…
👀🔜https://t.co/Dkxon65r6O#虎に翼#土居志央梨 #石橋菜津美 pic.twitter.com/Q23etHtXtM
悲しみや苦しみを抱えた人をたくさん見てきたよね。
自身も、辛い思いをしてきました。
ただ、誰かと幸せ比べをすることでは、気持ちを浄化させることはできないのです。
美位子の奥底にあった、苦しい思いは誰かと比べることでは解消できないことを見抜いていたのでした。
美佐江が…?
新潟に赴任していた時に出会った、森口美佐江(片岡凛)のその後はわかっていません。
しかし、目の前にセーラー服を着た美佐江そっくりの女学生が寅子に声をかけるのです。
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家裁で突然、一人の少女から声をかけられた寅子。
その少女は、新潟で出会った“あの子”とよく似ていて…
少女が去った後、寅子が取った行動は…👀🔜https://t.co/EbW2ZsjIZ7#朝ドラ#伊藤沙莉 #片岡凜 #円井わん pic.twitter.com/lVVjs80ppF
寅子の前に現れた女学生の素性は?
- 名前は並木美雪
- 駅の階段から同級生の男子を突き落としたことにより家裁にいた
- 目撃者が多数いる事件
美幸は当初、容疑を否認していましたが、審判開始早々に涙ながらに突き落としたことを認めたのです。
突き落とした理由
- 大切にしていた手帳を取り上げられ、取り返すために突き落としてしまった
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美佐江に似た少女の名は【並木美雪】。
大切にしている手帳を同級生の男の子に奪われ、駅の階段から突き落としてしまいました。
寅子は美雪を不処分としましたが、彼女のことが気になります…。#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #片岡凜 #円井わん #辻沢杏子 pic.twitter.com/MiHtiQIDFE
不処分にはなったものの、どうも気になる登場の仕方でした。
その後、美雪の祖母が寅子を訪ね、美雪と美佐江の関係が明らかになります。
美雪と美佐江と祖母の関係
- 美雪は美佐江の子
- 祖母は美佐江の母
- 美佐江は、美雪が3歳の時に車に轢かれ亡くなっている
美佐江が東京に出てから美雪を出産するまでをさかのぼってみました。
- 1953年(昭和28年)3月 東京大学合格、新潟を離れる
- 1956年(昭和31年)6月25日 美雪を出産 美佐江22歳
- 1959年(昭和34年)美雪3歳 美佐江が亡くなる(25歳)
祖母は、美佐江が最後に残した言葉だと手帳を寅子に渡しました。
美雪が大切にしていた手帳には、美佐江が残した言葉が残っていたのです。
美佐江が残した言葉
美雪愛してあげられなくてごめんね
数ページの空白のあと、衝撃的な内容が綴られていました。
私は確かに特別だった。私が望めばすべてが手に入った。すべてが思い通りになった。盗みも体を売らせることもできた。けどこの東京では私はただの女に過ぎず 掌で転がすはずが知らぬ間に転がされていた。次々に沸く予期せぬことに翻弄された。身籠れば特別な何かになれるかと期待もしたが 無駄だった。私の中にかろうじて残る「特別な私」が消えぬうちに消えるしかない。
新潟では、地主の娘、優秀で美人。思い通りになることだらけでも、東京に出れば、自分の存在が大したことないと気づかされたのでしょう。
しかも、大学は東京大学、地方からはもちろん、もっと良い家柄や見た目のいい人、優秀な人が集まります。
そんな大学の中で埋もれていく自分に気づいてしまったのでしょうか。
残された文面から、美佐江は自死を選択したのではないでしょうか。
あの人を拒まなければ何か変わったのか? あの人は私を特別にしてくれたのだろうか?
『あの人』と言うのは、寅子の事でしょう。
美佐江の母も、寅子が美佐江に寄り添ってくれていたことに気づいて詫びていました。
母ですら美佐江を変えることはできなかったのです。
寅子は、あの日の事を振り返り、あと一歩踏み込めていればと自分を責めていました。
美雪は、美佐江の遺伝子を引き継いで何かを起こしそうな雰囲気を持ち合わせており、このまま終わりではないかもしれませんね。
ここからは気になる点を深堀する個人的な考察です。
- 苗字が森口ではなく並木なのか?
- 美雪の父親はどうしているのか?
- 新潟には帰らなかったのか?
- 人を殺してはいけない理由が、自分の人生を終わらせることへつながっている?
美佐江の妊娠や相手の男性の事を父は反対し、母は美佐江を守るために離婚し上京した?
美佐江は、身籠れば特別になれると思っていたので、相手は誰でもよかったのではないか?
美佐江が亡くなった後、3歳の幼子を連れ新潟へ帰ることもできずに、東京にとどまっている?
「どうして人を殺してはいけないのか?」という問いに、美佐江自身も答えを見つけることができず、自死を選んでしまった。
美佐江に関しては、ここで終わりになるのでしょうか?
寅子は、美佐江が問いかけたことへの答えを見つけることができるのでしょうか。
『虎に翼』第25週
『虎に翼』第25週では、第24週に続き、少年法改正や尊属殺人についての進展がありました。
新潟編で出会った森口美佐江は、亡くなっており代わりに娘の美雪と出会います。
美雪も美佐江同様にどこか影を含んでいるように感じました。
寅子と美雪のかかわりはこれで終わりなのでしょうか?
最終回が近づき、どのようにまとまるのか目が離せませんね!