『虎に翼』美佐江のモデルはいるの?再登場はある?光クラブ事件首謀者との共通点

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朝ドラ『虎に翼』 美佐江のモデルは?再登場はある? アイキャッチ ドラマ・映画

朝ドラ『虎に翼』で寅子が赴任した新潟で、とてつもない存在感を持っていた森口美佐江(片岡凜)

第19週の終盤で、東大に合格し寅子に何も言わずに東京へ旅立ちました。

美佐江の疑問を解くことができなかった寅子との接点はこのまま無くなってしまうのでしょうか。

また、美佐江の姿に光クラブ事件や、学生運動家だった樺美智子さんが話題になっています。

美佐江のモデル像とともに今後の美佐江を予想しています。

『虎に翼』 森口美佐江

森口美佐江はどのような人物だったのでしょうか。

地主・森口の娘である美佐江は、優秀な女学生。美佐江が特別な人にプレゼントしていた赤いミサンガを通して、さまざまな事件に関与している可能性を疑われていた

寅子に法律の疑問をぶつけるも、解決できないまま大学進学のため東京へ旅立ってしまう

美佐江のモデルは誰?

美佐江にモデルはいるのでしょうか?

モデル像を考えたときに、史実に合う人物がいないことから、美佐江のモデルはいないと思われます。

しかし、美佐江の人物像から思い出された事件や人物がいます。

思い出された出来事や人物

美佐江が関わっているのではないかと言われた事件や、ふと見せた裏の顔から思い出された事件や人物がいます。

光クラブ事件

美佐江を見て思い出された事件に光クラブ事件があります。

光クラブ事件とはどのような事件だったのでしょうか。

光クラブ事件は、1948年(昭和23年)に日本で起きた金融詐欺事件です。東京大学の学生である山崎晃嗣が設立した「光クラブ」は、高金利を謳い急成長しましたが、出資金の返還が困難になり、最終的に破綻。山崎は自殺し、事件は大きな社会的衝撃を与えました。この事件は、戦後日本の経済的混乱と若者の絶望感を象徴しています。

注目されたのは、事件の内容だけではなく首謀者・山崎晃嗣の人物像でもあります。

美佐江と山崎晃嗣には人物像の共通点があったのです。

美佐江と山崎晃嗣の共通点

  • 東大法学部
  • 父親がお金持ち
  • サイコパス的要素

美佐江も山崎晃嗣も東大法学部で優秀な事が共通しています。

また、美佐江は父親が地主であり、地域では有名人でした。

一方で、山崎晃嗣の父親は医師でした。

どちらの父親も、子どもの教育環境を整えられるくらい稼いでいたことが分かります。

人物像では、人当たりの良さがある反面、他人を操作するような性格は、美佐江と山崎晃嗣の共通点でもあります。

美佐江は、特別な人にプレゼントしていた赤いミサンガで相手を操作していたように感じます。

このような共通点から、美佐江の存在から光クラブ事件を思い出した方が多かったのでしょう。

また、上京した美佐江が光クラブ事件に関わるのでは?という考察も出ていましたが、こちらも時代背景が合致しないので美佐江の人物像から思い出された事件と言えるでしょう。

樺美智子

また、美佐江の考え方が、人物としては樺美智子をイメージさせました。

樺美智子はどのような人物だったのでしょうか。

樺美智子は、1960年に安保闘争で命を落とした日本の学生運動家です。東京大学文学部に在籍し、全学連に所属して積極的に運動に参加。安保条約に反対するデモ中に、国会前で警察との衝突により圧死しました。その死は社会に大きな衝撃を与え、安保反対運動の象徴的存在となりました。

特に安保闘争(安保改定反対闘争)は、日米安全保障条約の改定に反対するものでした。学生や労働組合、市民団体などが中心となり、日本がアメリカに軍事的に依存することを強める条約改定に反対していたもので、法律に疑問を持っていた美佐江のモデルでは?と言われた人物の一人ではあります。

しかし、モデルとするには時代と年齢が合わないことから美佐江のモデルではないと考えます。

寅子には何も言わずに東京へ行った美佐江のその後は?

大学合格後、美佐江は寅子に何も言わずに上京しました。

その後の様子がドラマで描かれることが無いまま、第24週に時代は昭和44年になりました。

昭和28年(1953年)に大学入学した美佐江は、昭和44年には34歳ごろになっています。

さすがに、学生をたぶらかしていたり、まだすっきりしていない…と言うことはないように思われます。

出てくるのでは?と予想された場面

直人や星朋一も大学生

直人や朋一と大学を通して出会う。という予想もありましたが、美佐江は、東大に通う女子大学生となりました。

朋一は、第23週で裁判官となり、長崎地裁へ赴任しました。

また、直人も一浪の末司法修習生になることができました。

二人の大学生活で、美佐江と関わった様子は見られませんでした。

司法修習で再会する?

学生時代でなく、美佐江が司法修習の時に、寅子と再会するのでは?ともウワサされていました。

また、『虎に翼』第20週から、かつての上司だった久藤(沢村 一樹)が司法修習所所長となっています。

司法修習所では、寅子の同窓生である山田よね(土居 志央梨)が修習時代に久藤と接点があったことが分かっています。

久藤からの話などで美佐江の存在を知る可能性もありましたが、第24週で久藤は東京家庭裁判所の所長となり、修習での出来事などが語られることもありませんでした。

何かの事件をきっかけに美佐江の近況を知る?

寅子との直接的な再会はなく、何かの事件をきっかけに美佐江の近況を知る可能性もあります。

その場合は、直接的な再会ではなくナレーションによる登場と予想しています。

美佐江を演じていた片岡凛さんのX(旧Twitter)では、今後の美佐江出演については触れていないため、再登場の場合にはナレーションの可能性が高いと考えます。

少年法厳罰化が美佐江を思い出すエピソードになる?

『虎に翼』第24週で、少年法厳罰化を求めるエピソードが含まれます。

この少年法厳罰化で、寅子は美佐江の事を思い出すのかもしれません。

あのセリフは次の美佐江の狙いの伏線?

美佐江のキャラクターの恐ろしさが見えたセリフがあります。

このセリフが、美佐江が次に狙っていることへの伏線のように感じます。

どうして悪い人からものを盗んじゃいけないのか、どうして自分の体を好きにつかってはいけないのか、どうして人を殺しちゃいけないのか。

この問いに答えられなかった寅子は、美佐江の前に現れた優未を美佐江から守るように抱き寄せたのです。

このセリフはこれまでの事件との照らし合わせています。

  • 悪い人からお金を奪うことを元木がした
  • 自分の容姿を好きに使うことを同級生がした

そして最後の、人を殺すことを自分が果たすのか、または誰かにさせるのか。

今後の美佐江の行動の伏線とも考えられています。

得体のしれない存在感がある美佐江

朝ドラ『虎に翼』で寅子に法律の疑問をぶつけた美佐江のモデルはさまざまな予想がされました。

しかし、美佐江のモデルはいないと考えます。

大学合格後の様子が分からないことから、さまざまな憶測や予想がされています。

また、制作統括の尾崎裕和チーフ・プロデューサーは美佐江についてコメントをしています。

「美佐江の件はある種、解決しないまま終わっていますが、それが寅子にとって一体何だったのか、考える機会やシーンは今後あります」

このことから、美佐江を想起させるエピソードや、シーンが今後見られるでしょう。

何かしらの収束点が見られないと、美佐江のエピソードがもったいないので放送を楽しみにしたいですね!

人当たりが良い反面、得体のしれない怖さを持ち合わせている美佐江と寅子が再会する可能性までを探ってみました。

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