2024年後期の朝ドラ「おむすび」に出演するギャル軍団のキャストと、ドラマの時代背景をギャルの歴史から紐解き、ヒロイン・結を務める橋本環奈さんのギャル姿やドラマで描かれる姿を考察してみました。
朝ドラ「おむすび」放送予定
2024年後期 NHK朝の連続テレビ小説
ギャル軍団キャスト
発表されたギャル軍団のキャストはこのようになっています。
みりちゃむ
【名前】大木 美里亜(おおき みりあ)
【愛称】みりちゃむ
【生年月日】2002年7月10日
【出身地】埼玉県
【朝ドラ出演歴】なし/オーディション選出
役どころ
博多ギャル連合 総代表/真島瑠梨(ましま るり) [ルーリー]
「博多ギャル連合(略してハギャレン)」の、現在の総代表。
みりちゃむさんは、オーディション選出によりキャスティングされ、連続テレビ小説初出演です。
「博多ギャル連合(ハギャレン)」の総代表である真島瑠梨(みりちゃむ)がヒロインの結(橋本環奈)とどのように結びつくのか、また、ヒロインの姉である歩(仲里依紗)さんが二人をつなぐ役割となるのかが気になりますね。
谷藤海咲
【名前】谷藤 海咲(たにふじ みさき)
【生年月日】1999年9月22日
【出身地】東京都
【朝ドラ出演歴】なし/オーディション選出
役どころ
博多ギャル連合 メンバー / 佐藤珠子(さとう たまこ) [タマッチ]
子どものころからダンス好きで、ハギャレンではパラパラの振付担当。筋が通らないことを良しとしない、一本気タイプ。
ダンス好きで、パラパラの振り付け担当の佐藤珠子の踊りは、朝ドラの中で見られるのでしょうか。
筋が通らないことを良しとしないという役柄は体育会系の印象がありますね。
ドラマの中では、ヒロイン・結の背中を押してくれるような応援団的なキャラクターかもしれませんね。
岡本夏美
【名前】岡本 夏美(おかもと なつみ)
【生年月日】1998年7月1日
【出身地】神奈川県
【朝ドラ出演歴】なし/オーディション選出
役どころ
博多ギャル連合 メンバー/田中鈴音(たなか すずね) [スズリン]
手先が器用で、ネイルチップ作りが趣味の結と同い年。いつもスナック菓子を食べている。
田村芽実
【名前】田村 芽実(たむら めいみ)
【生年月日】1998年10月30日
【出身地】群馬県
【朝ドラ出演歴】2023年前期の「らんまん」大畑(奥田瑛二)の娘役・佳代役/オーディション選出
役どころ
博多ギャル連合・クラスメイト / 柚木理沙(ゆずき りさ) 役 [リサポン]
結のクラスメイトだが、学校では校則を守るおとなしい女子高生を演じているが、実は隠れギャル。ギャルの歴史を本にすることが夢。
オーディション選出で選ばれたギャル軍団のキャストはどの方もフレッシュで、朝から元気をたくさんもらえそうですね。
ギャルの歴史からみるおむすびの時代背景
朝ドラ おむすびではヒロイン・結とギャル軍団がドラマのスタートを切ります。
ギャルという文化が定着し、その存在を誰もが知っている今、ギャルの文化や歴史はどのように流れていったのでしょうか。
ギャルとは1990年初頭から2000年中ごろまで大きな流行となりました。
見た目は派手のイメージが強いですが、年代により、その姿は移り変わっていきます。
しかし、ギャルが持つマインドの部分は大きく変化はしていないのではないかと考えます。
ギャルのマインドとは「自分らしく」という部分が大きく占めており、その中に「仲間を大事にする」ことや「おしゃれが好き」であること、また「常に最先端でありたい」といった、自身の生き方や人との関わり方をいいます。
すごくポジティブに、やりたいことや好きなことがはっきりしている印象ですね。
ドラマの中では、こういったポジティブなギャルマインドを持つヒロインが、夢へと突き進む姿が描かれるのでしょう。
それでは、『おむすび』のヒロイン・米田結(橋本環奈)は、ドラマの中でどんなギャル時代を駆け抜けていくのでしょうか。
ドラマでの設定は、ヒロインは平成元年生まれ、かつ和暦が平成になった最初の日に生まれたとなっています。
年号が平成になった1989年1月8日生まれとすると、ヒロインがギャル軍団と過ごす高校生の頃を17歳とすると、平成17年(2005年)となるでしょう。
ヒロイン・米田結が高校生となる2000年代初頭のギャルは、考え方が一致する仲間とともに「ギャルサー」と呼ばれるギャルのサークルが多く結成されていました。
ギャルサーでは、持ち前のギャルマインドに加えて上下関係や集団を重んじており、活動は情報交換やパラパラの練習だけにとどまらず、クラブイベントの主催などといった、さまざまな活動をしていたといわれています。
街中では、それまで定番だったルーズソックスは時代の流れとともに紺のハイソックスへ変わっていき、小麦色の肌が定番だったギャルの姿は、巻き髪や盛り髪にフリルやレースなどの甘めのファッションに身を包んだ「姫ギャル」も増えてきました。
ギャルも多様化の時代を迎え、「黒ギャル」と「白ギャル」や「姫ギャル」などさまざまなスタイルのギャルがいたのです。
ヒロインはゴングロギャルではない?
時代的には、ギャルサー全盛期で様々なスタイルのギャルがいた2000年代を、ドラマの中で橋本環奈さんがどのようなギャルになるのか気になりますが、糸島市で行われた取材会でドラマの撮影について、こう語っていました。
「ウィッグをかぶって、長い爪をつけてパラパラを踊ったんですけど・・・。(爪が)ちょっと不自由というか、本当に長いんですよ。スタッフさんにお願いして靴下を履かせてもらうこともありました。何もできないなと思いつつ、『映えだね』と話してました」
引用:デイリー
ウィッグと長い爪というコメントだけでは、どのようなギャル姿なのか予想が難しいですが、ヒロインが高校生の頃は、全盛ではないにしろ、ゴングロギャルもいた時代です。
もしかしたら、ヒロイン以外のキャストがゴングロギャルの可能性もあるのではないでしょうか。
また、ヒロイン・結の姉である歩は、8つ年上の設定なので、姉・歩が女子高生となる17歳は平成9年(1997年)で、デカ目メイクやゴングロなど、ギャルはかなり特徴的ないで立ちでり、いわゆる『ヤマンバギャル』が生まれた頃でもあります。
ドラマは高校時代からスタートするとのことなので、回想シーンなどで結の幼少期が描かれることになれば、姉・歩のゴングロギャル姿が見られるかもしれません。
ギャルサーはどう描かれる?
ドラマに出てくるギャル軍団は「博多ギャル連合(ハギャレン)」という、いわゆるギャルサーに所属しています。
この博多ギャル連合は、結の姉である歩(仲里依紗)が結成しており、みりちゃむ演じる真島瑠梨はハギャレンの復興を目指している役柄なので、サークルに何か問題が起きたことが推測されます。
ハギャレンの復興にまつわるストーリーは、結のターニングポイントとなる出来事になるのかもしれません。
サークル名がヤンキーっぽいのは、元ヤンキーである結と歩の母である米田愛子(麻生久美子)の影響もあるのでしょうか。
この辺りもハギャレン復興とつながって、ドラマで描かれるのかもしれませんね。
まとめ
朝ドラ『おむすび』に登場するギャル軍団のキャストと、ドラマの中ではどのようなギャルが描かれるのかを考察しました。
取材会でも、長い爪やウィッグを被りパラパラを踊ったことを明かした橋本環奈さんのギャル姿が楽しみですね。